PO1第1節 ゲンク-アンデルレヒト プレビュー

今週から始まるベルギー1部、ジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ1。1位のゲンクは、レギュラーシーズン4位で終えたアンデルレヒトとの対戦。現地時間20:30(日本時間翌4:30)にキックオフします。

今季の対戦成績

第7節 ゲンク 1-0 アンデルレヒト

第7節に行われた対戦では、トップを走るゲンクと、開幕直後の勢いから陰りを見え始めた頃のアンデルレヒトの対戦。試合はゲンクが優勢に進め、セットプレーからDFセバスティアン・デワーストのヘッドが決勝点になり、ゲンクが勝利。

第17節 アンデルレヒト 0-1 ゲンク

アンデルレヒトのホーム、コンスタント・ヴァンデンストックで行われた2戦目は、首位独走体制になったゲンクに対し、ヨーロッパリーグでも惨敗を喫し、不調を極めていたアンデルレヒト。この試合もロースコアゲームとなり、右サイドからのクロスを、MFアレハンドロ・ポスエロがジャンピングボレーを決めて、ゲンクが連勝した。

第30節スタメン

ゲンク(vsズルテ・ワレヘム 3-3)

第29節でレギュラーシーズンの首位を決め、2年半チームを牽引してきたMFアレハンドロ・ポスエロがトロントFCへ移籍直後の試合。システムは4-3-3を変更せず、マリノフスキー、ヘイネンのレギュラー組に、ポーランド人MFピオトロフスキがスタメンに抜擢。先制点を喫するが、マリノフスキー、伊東純也、トロサールのゴールで3-1とリードを広げるが、ラスト10分で2失点を喫し、3-3で終了。今冬の新戦力のFW伊東純也が結果を出したが、守備陣に大きな課題を残した。

アンデルレヒト(vsオーステンデ 2-0)

第29節でようやくプレーオフ1進出を決めたアンデルレヒトは、アウェーでかつてアンデルレヒトを優勝に導いたフーゴ・ブロースが監督代行を務めるオーステンデと対戦。序盤からアンデルレヒトが攻めるがなかなかゴールを奪えず。前半にオーステンデがナスティッチがフリーキックでゴールを狙うもディディヨンがセーブ。後半に入り、アンデルレヒトはFWヤリ・ヴェルスハーレンのクロスからFWボラシエ、アディショナルタイムには再びヴェルスハーレンからFWサンティーニのゴールで2-0で勝利した。

直近の対戦が参考にならず

レギュラーシーズンではゲンクが連勝したものの、両者のチーム状況が大きく異なり、この対戦は全くもって想像ができない。

ゲンクは、レギュラーシーズンを牽引してきたポスエロが移籍し、入れ替わるように右ウイングの即戦力である、伊東純也を獲得。最近の試合ではスタメンでの出場が多いDFルクミ、DFデ・ノーレはアンデルレヒト戦で出場していない。最終節では、ノルウェー代表MFサンダー・ベルゲが踵の負傷から復帰。途中出場で出場。今回も招集メンバーに入っているが、コンディションが戻っていれば、頼もしい戦力となるだろう。

対するアンデルレヒトは、過去2戦とは全く違うチームと言いだろう。監督はヴァンハーゼブルックから、オランダ人のフレット・ルッテンに代わり、システムを3-4-2-1から4-3-3へ変更。DFオブラドヴィッチ、DFアッピアー、MFカイェンベなど、前監督では出場機会が恵まれなかった選手を多く起用している。その中のキーマンは、最終節で2アシスト決めた17歳のヴェルスハーレン。ルッテン就任後に抜擢され、突破力とクロス精度を武器に攻撃陣を活性化している。中盤戦まで低調のGKディディヨンも、後半戦は安定したセーブでチームに貢献している。

チームの成熟度ではゲンクが優勢だが、直近のチームの調子ではアンデルレヒトが優勢。共にチームに変更点があるだけに、プレーオフ1の今後を占う一戦になるだろう。

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