2019年5月ベルギーリーグ観戦記 1日目(後編)
さて、SIMカードやら、いろいろ苦労はしたが、ブリュッセルに到着してから3時間弱でホテルに到着。で、ホテルのWi-Fiを使っていろいろ調べていたら、ブリュッセル空港内にちゃっかり「orange」の店があった模様。あらら。
ちょっとホテルで休んでから、1日目の夜はジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ1の第9節「アンデルレヒト-ゲンク」を観戦しに、RSCアンデルレヒトのホームスタジアムの「コンスタント・ヴァンデンストック」へ出発。
バスには要注意
ホテルの最寄りのバス停から、スタジアムの近くまで行くバスに乗車しようと思ったが、乗車賃を払おうとしたら、大きい札しかなくて、運転手に断られる羽目になった。なかなかスムースに行かないもんだ。
仕方なくブリュッセル南駅まで戻り、ワンデーパスを買おうとしたが、受け付けるのは小銭のみ。仕方ないので駅内のサブウェイでサンドイッチを買って腹ごしらえもしつつ、細かいお金をゲット。50ユーロで支払ったから、「サンキュー」とか言われて、店員にからかわれたのが、イラッときた(笑)
「Mobib」の自販機で乗車券を買って、スタジアム行きのバスに乗ろうとしたら、「会社違うよ」と言われ、結局お金を払って乗車することに…。「De Lign」で3ユーロ払って、スタジアムまでのバスに乗った。(なお、De Lignの自販機では20ユーロで5日間使えるチケットも販売している)
コンスタント・ヴァンデンストックへ
ブリュッセル南駅でいろいろやっているうちに、バスに乗り、アンデルレヒトのホーム「コンスタント・ヴァンデンストック」に到着するのは、試合開始30分前くらい。初めて行く場所なのに、時間が全く余裕がないため、あまりスタジアム周りを歩いていなかったが、大一番だけにやはりアンデルレヒトのサポーターが多く集まっていた。
手探りでチケットを買ったので、プリントしたものをチケットに変えてもらうために、スタジアム周辺をぐるぐると回った。英語で対応してもらえる場所があるので、そこでチケットを交換。
バックスタンドの上段の席を確保。入場ゲートでは、ボディチェックが入念に行われ、ポケットの中のものも尋ねられることもある。
また、事前情報で知っていたことではあるが、ベルギーでは原則手荷物は厳禁。ブリュッセル空港でのテロ事件以降、エンタメ、スポーツなど、人が集まる場所では、テロ対策として手荷物の持ち込みを禁じられている。女性には一部、手提げ袋を持参している人もおり、若干の例外はあるものの、ベルギーでサッカーを見る際は、事前に注意しておきたい。
ピッチ全体が見渡しやすいが、若干横壁が邪魔で、左側手前のコーナー付近が若干見づらかった。ベルギーのスタジアムに共通して言えることだが、階段手前側は手すりが視界を遮ることがあり、上段はフェンスや柱が遮ることがある。空いていれば、他の客が「別に移動してもいいんじゃない?」という感じで、あまりシビアに守っていないのは明らかで、運営スタッフもほとんど見回りに来ることがないが、チケットは早めにかつ、場所を事前に確認した方がいいでしょう。
スタグルはキャッシュレス
前半は0-1でゲンクがリード。アンデルレヒトホームで見ていたので、若干アンデルレヒト側を意識して見ていたが、試合全体としてはアンデルレヒトの方が上手く試合をコントロールしていたが、決定機はゲンクの方が演出しており、チームとしての完成度は、やはり首位を走るチームの方が充実していた。悪いながらも最低限のサッカーができるのが、このシーズンのゲンクの強みでもある。伊東純也も先制点の起点は作ったが、この試合では腰を痛めていることもあり、全体的にはおとなしめの出来だった。
アンデルレヒトは、最悪のシーズンを送っているが、すでに欧州カップ戦も厳しい状況だけに、サポーターも苛立っている様子もなく、リードはされていても、さほど荒れた印象はなかった。座った席も若干大人しい客が多め。
バックスタンド側だけしか見ていないが、スタグルはリーグスポンサーであるジュピラーのビール(2.5€)、ホットドッグ、ハンバーガー、フリッツ(フライドポテト)などなど。
アンデルレヒトでのスタグルは、キャッシュレスを導入。「Tickets」の看板が出ているところまで行き、↑のショップカードにお金をチャージして、各ショップで購入するという方式を採用している。カード発行の際、デポジットとして1€必要。
ということで、メキシカンホットドッグとジュピラーのビールを購入。確か合わせて8€だったかな?パンが硬かったが、決して不味いものではなかった。美味しいかと思ったら、答えようもないが(笑)
ゲンクが優勝
ホットドッグを食べているうちに後半がスタートしていた。55分にはゲンクが伊東純也を下げて、ペイントシルを投入。選手層の薄さから、交代は遅れがちになるゲンクにしては、かなり早い決断だが、それだけ伊東の腰は良くなかったのかもしれない…。
全体的に動きが重いゲンクに対して、アンデルレヒトの方がのびのびとプレーしており、このシーズンで最優秀ヤングプレーヤーに選出されたMFヤリ・ヴェルスハーレン、DRコンゴ代表FWヤンニク・ボラシーらが躍動。65分に右サイドのDFアレクシス・サーレマーケルスのクロスから、FWボラシーが頭で合わせて、アンデルレヒトが同点。気持ち的にはゲンクを応援している自分でも、ホームチームのゴールは高揚感を感じられた。日本でも海外でもゴールの瞬間は気持ちいいものだ。
その後、同時間に行われていた「スタンダール・リエージュ-クルブ・ブルッヘ」で、スタンダールのゴールが電光掲示板に表示されると、スタジアムは大盛り上がり。ゲンクのサポーターのボルテージが上がるばかりか、アンデルレヒトのサポーターも拍手喝采。やはりクルブの優勝は嫌なんだろう(笑)
同点に追いついた後は、アンデルレヒトが優勢に進め、ゲンクはゴール前を固めるシーンが多くなるが、お互い決定機を作ることはなく時間が経過。後半アディショナルタイムに、スタンダールの追加点が報じられると、再びスタジアムは大盛り上がり。試合は1-1で終了し、ゲンクの8年ぶり4回目の優勝が決まった。
アウェーサポーターは大盛り上がり。バックスタンドからは遠いが、しっかり盛り上がっているところを見た。リーグ優勝の瞬間を観戦するのは、個人的には初めて。アンデルレヒトサポーターは、悔しそうにしながらも、ほとんどがスタンディングオベーションでゲンクの優勝を祝福していた。
やはりクルブの優勝は嫌なんだろう(笑)
帰りにアンデルレヒトのショップへ寄り、お土産を購入。さすがベルギー一番の名門だけに品揃えは良く揃っていたが、ユニフォームはセール品だったのか、売り切れが続出していた。アンデルレヒトサポーターじゃないので、僕は買わないが。。。
帰りはスタジアムのあるアストリッド公園からバス停に降りて、ホテルに戻った。ショップの行列でだいぶ待たされただけに、バス停に降りた時間は23時を過ぎていたが、それでもバスが走っており、余裕で戻ることができた。あと、ブリュッセル南駅で購入した「Mobib」のチケットはそのまま使えた。無駄にならなくてよかった(笑)
1日目は終了。ベルギー到着直後にゲンクの優勝を門前で見れるのはラッキーだった。ゲンクはトロサール、マリノフスキー、ベルゲなど、アンデルレヒトはヴェルスハーレン、サーレマーケルスなどの注目株を見られて良かったが、やはり現地観戦の醍醐味はサポーターの反応も含めての会場の雰囲気。ジュピラーのビールを飲みながら見るのは、やはり心地良い。
今回はこの後、まだ3試合観戦する予定である。
コンスタント・ヴァンデンストックまでのアクセス
ブリュッセルの西側、アンデルレヒト地区にある、RSCアンデルレヒトのホーム、コンスタント・ヴァンデンストックまでは、ブリュッセル南駅から46番、116番、117番、118番の「De Lign」のバスに乗り、約10分で最寄りの「Sint-Guido」で降車して、徒歩約5分。
何かと便利な「Google Map」では、「De Linde」で降車して1分となっているが、試合開催時は交通規制が行われるため、Sint-Guidoでの降車となるので要注意。バス内でチケットを購入すると3€取られるので、事前に1日分など購入するのがオススメ。
最寄りのバス停「Sint-Guido」では、数多くのバスが発車しており、宿泊するホテルは、多くが近くまで走ってくれるはず。「Google Map」もだいたい対応してくれる。
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