【2018-2019 PO1特集】 クルブ・ブルッヘ

2019-04-15

今週末は首位攻防戦「ゲンク-クルブ」、今回は前年度の覇者のクルブについてです。

試合開催日程

第1節
3/31 18:00(日本時間翌2:00)
クルブ・ブルッヘ 3-0 ゲント

第2節
4/4 20:30(日本時間翌3:30)
アンデルレヒト 2–3 クルブ・ブルッヘ

第3節
4/8 20:30(日本時間翌3:30)
クラブ・ブルッヘ 4–0 スタンダール・リエージュ

第4節
4/14 18:00(日本時間翌1:00)
ゲンク – クルブ・ブルッヘ

第5節
4/22 14:30(日本時間21:30)
アントワープ – クルブ・ブルッヘ

第6節
4/28 18:00(日本時間翌1:00)
クルブ・ブルッヘ – アンデルレヒト

第7節
5/5 18:00(日本時間翌1:00)
ゲント – クルブ・ブルッヘ

第8節
5/12 20:30(日本時間翌3:30)
クルブ・ブルッヘ – ゲンク

第9節
5/16 20:30(日本時間翌3:30) 
スタンダール・リエージュ – クルブ・ブルッヘ

第10節
5/19 18:00(日本時間翌1:00) 
クルブ・ブルッヘ – アントワープ

今年は逆転での優勝を狙うクルブ

昨シーズンは圧倒的な攻撃力を武器に2年ぶりの優勝を果たしたクルブ。シーズン前に躍進を支えた、マリ代表FWアブドゥライェ・ディアビ(現スポルティングCP)、ベルギー代表FWアントニー・リンボンベ(現ナント)を放出。後釜として、FWシーベ・スフライヴェルス、FWダンジュマ、MFマッツ・リッツらを獲得。GKにはクロアチアの新鋭カルロ・レティツァを獲得。戦力的には昨シーズンを上回るほどの体制で、リーグ2連覇と欧州カップ戦の躍進に向けて臨んだ。

シーズン早々に欧州カップ戦に敗退した昨シーズンと異なり、チャンピオンズリーグに出場するクルブは、過密日程に苦慮。10月にはマネーロンダリングの疑いにより、イヴァン・レコ監督が一時逮捕されることもあったが、シーズン中は安定した成績を収め、首位を走るゲンクに次ぐ2位をキープ。ディアビとリンボンベの後釜として、スフライヴェルス、ダンジュマがフィットし、攻撃陣を活性化した。

ただ、前線に人数を掛けていく攻撃サッカーを展開するチームだけに、守備陣は今シーズンはあまり安定せず、期待の新戦力のGKレティツァはミスを連発。11月のシント・トロイデン戦を最後にベンチに降格し、アメリカ人GKホーヴァースが昇格。主力のDFベノワ・プランの離脱もあって、守備陣は試行錯誤が続いている模様。PO1での逆転のためには、守備陣の安定感が鍵を握る。

フォーメーション

フォーメーションは昨シーズン同様の3-1-4-2。両ウイングバックが本職FWを起用しているだけに、攻撃時には6トップにもなる分厚い攻撃が魅力的。前所属のメヘレンではトップ下でプレーしていた、MFリッツがアンカーに入り、豊富な運動量でボールを刈り取り、得意のパスで攻撃を持続させる。完全に押し込んだ展開では、3バックのデンスウィル、マタも攻撃参加し、遠目の位置から頻繁にシュートを狙う。

攻撃のキーマンは、2018年の最優秀選手に送られるゴールデンシューズに受賞した、ベルギー代表MFハンス・ヴァナケンと、ヤングプレーヤー賞のFWウェズレイ。両者とも190cmを超える長身とフィジカルを武器に、抜群のキープ力を誇り、バイタル付近で分厚い攻撃を展開。彼らの周囲を動き回るように、スフライヴェルス、フォルメル、デニス、ディアッタらがゴール前に積極的に絡んでいく。クルブの攻撃を防ぐには、ヴァナケンとウェズレイへの対応力を問われる。

注目選手

MF ハンス・ヴァナケン

2018年のゴールデンシューズで、今やベルギー代表の常連、ハンス・ヴァナケン。2013年に2部のロメルからロケレンへ移籍し、レギュラーに定着すると、2シーズン連続のPO1進出に貢献。2015年からクルブへ移籍し、2度の優勝に貢献。今シーズンも12アシストとリーグ最高の数字を残している。194cmの長身とフィジカルを活かしたキープ力に、強烈なミドルと柔らかいパスとパワーもテクニックも優れる、2010年代を代表するトッププレーヤー。

FW ウェズレイ

2016年1月にスロヴァキアのトレンチーンから加入した、ブラジル人アタッカー。途中での加入ながらレギュラーに定着し、2015-2016シーズンは優勝に貢献。以後、クルブのエースに定着し、2018年のヤングプレーヤーを受賞。フィジカルが強く、体格を活かしたポストプレーと混戦の中での得点力を武器とする22歳のアタッカー。イタリア方面からは大きく注目されており、今シーズンはベルギーリーグラストシーズンとも。

MF ルート・フォルメル

2017年度のゴールデンシューズのオランダ代表のセンターハーフ。強靭な肉体を持ちながら、無尽蔵のスタミナを誇り、試合中は激しい上下動を繰り返す。身体能力が高く、30m付近からのミドルシュート、強引な体勢でバイシクルを決めることも。クルブでのプレースキックの大半を蹴っており、直接FKでのゴールや、コーナーからのゴールも演出する。

FW シーベ・スフライヴェルス

今シーズンにゲンクから加入したU-21ベルギー代表のエースストライカー。ゲンク時代では、3トップを採用するチームにフィットせず、一時はワースラント・べヴェレンへの期限付き移籍を経験するなど、クラブでは不遇の日々を送っていたが、2トップを採用するクルブで才能が開花。ウェズレイの周りを衛星のように動き回り、僅かな隙からゴールを狙う。シュートセンスが良く、将来のベルギー代表を担う人材として期待される。

MF マッツ・リッツ

今シーズンにメヘレンから加入した元U-21ベルギー代表の24歳のセンターハーフ。16歳でベールスホットでデビューし、当時から将来を期待され、一時はアヤックスへ移籍するも、出場機会は恵まれず、メヘレンへ移籍。主にトップ下でプレーし、ゴール、アシストを積み重ねていたが、クルブではアンカーで起用。豊富な運動量のポジショニングでボールを摘み取り、攻撃を継続させる人材として、新境地を開拓している。

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