【2018-2019 PO1特集】 KRCゲンク

2019-04-14

今週末は首位攻防戦「ゲンク-クルブ」。最後はレギュラーシーズン首位のゲンクです。

試合開催日程

第1節
3/30 20:30(日本時間翌4:30)
ゲンク 3-0 アンデルレヒト

第2節
4/2 20:30(日本時間翌3:30)
アントワープ 1–0 ゲンク

第3節
4/6 20:30(日本時間翌3:30)
ゲンク 2-1 ゲント

第4節
4/14 18:00(日本時間翌1:00)
ゲンク – クルブ・ブルッヘ

第5節
4/19 20:30(日本時間翌3:30)
スタンダール・リエージュ – ゲンク

第6節
4/27 20:30(日本時間翌3:30)
ゲント – ゲンク

第7節
5/3 20:30(日本時間翌3:30)
ゲンク – アントワープ

第8節
5/12 20:30(日本時間翌3:30)
クルブ・ブルッヘ – ゲンク

第9節
5/16 20:30(日本時間翌3:30)
アンデルレヒト – ゲンク

第10節
5/19 18:00(日本時間翌1:00)
ゲンク – スタンダール・リエージュ

大黒柱ポスエロに代わる伊東純也

当ブログでもよく取り上げてきたので、今回は伊東純也が加わった後について。

アジアカップが終了後に、柏レイソルから1年半の期限付き移籍で、ゲンクへの移籍が決定した伊東純也。首位を走るチームながら、ゲンクの右ウイングは、ズルテ・ワレヘムへ移籍したトーマス・ブッフェルが抜けてから、選手層の薄さが浮き彫りになり、レギュラーで起用されたDRコンゴ代表FWディウメルシ・エンドンガラ、ガーナ代表FWジョセフ・ペイントシルらは、現役ベルギー代表に成長したFWレアンドロ・トロサールがいる左ウイングに比べ、フィリップ・クレマン監督を満足させるほどのパフォーマンスを見せられていなかった。その右サイドにちょうど伊東純也の移籍が決定した。

加入当初はフィジカルテストなどで、監督は「チームの平均より若干下回る」と発言するも、ヨーロッパリーグのスラヴィア・プラハ戦にフル出場。まずまずのパフォーマンスで信頼を得ると、第29節のロケレン戦に初スタメン。以後、公式戦では全試合でスタメンに名を連ね、合流から1ヶ月半で信頼を獲得した。

レギュラーシーズン第29節を最後にトロントへ旅立った、スペイン人MFアレハンドロ・ポスエロと入れ替わるように、チームの中心になりつつある伊東純也。本職はトップ下でプレースタイルも技巧派のプレーメーカーのポスエロと異なり、伊東純也は右ウイングで縦への突破力とカットインを持ち味。ポスエロの特徴を活かしたポゼッション重視のチームから、今は伊東純也の突破力を活かした、スピーディーな攻撃を重視したサッカーにリニューアルされたと言えるだろう。

フォーメーション

ゲンクのフォーメーションは主に4-3-3を採用。守備時にはヘイネンと両WGが下がり、4-4-1-1を形成する。両サイドをワイドに開き、ピッチを広く使い、空いたレーンから突破を図っていくスピーディーなサッカーを展開する。

ここ数試合では伊東純也の突破力を活かすべく、キャプテンのトロサールは自らが突破するよりは、溜めを作ってゲームを作るプレーが多め。右サイドは幅が広いサッカーを展開するべく、伊東純也が中に絞ったときは、右SBのメーレやCFのサマッタが大外に侵入することが多く、伊東が右サイドのタッチライン際をポジション取る場合は、メーレがハーフスペースに侵入するように徹底されている。トロサールやサマッタらを警戒されている現状だけに、「第3の矢」である伊東純也が効果的に発揮されやすい状況と言えるだろう。

注目選手

すでに同じことやってすがおさらいしてみます。

FW レアンドロ・トロサール

トロントへ移籍したポスエロに代わり、ゲンクのキャプテンに就任した、現役ベルギー代表の左WG。すでにアーセナル、ボルシアMG、ヴォルフスブルクなど、獲得に興味を示すクラブが多く、今シーズン終了後の国外移籍が噂される。卓越したテクニックを活かした突破力と両足から繰り広げられるシュートが武器だが、最近は警戒されることが多く、自らを引きつけ役になり、味方のお膳立てを促すなど、プレーの幅が広がっている。

MF サンダー・ベルゲ

すでにノルウェー代表の中心として活躍する20歳のセンターハーフ。1月に踵の負傷で離脱していたものの、レギュラーシーズン最終節に途中出場で復帰。プレーオフからはレギュラーに復帰した。黒子のようにボールを刈り取り、味方に繋げていくアンカーだが、力強いボール運びや素早いターンで攻撃も活性化する。

FW ムブワナ・サマッタ

現在リーグ得点ランキングトップタイのタンザニア代表のストライカー。抜群のスピードを武器に裏のスペースを取っていくワンタッチストライカー。ゲンクでは味方を活かすべく、ポストプレーでボールの収めどころになり、更にはサイドへ流れては味方選手の中央突破をサポートするなど、味方を活かすプレーも多い。だが、2月17日のクルブ戦から約2ヶ月間ゴールから遠ざかっている。

MF ブライアン・ヘイネン

今シーズンは、第4の中盤のキープレーヤーとして成長を遂げた、U-21ベルギー代表のセンターハーフ。長期離脱が多かったMFベルゲ、マリノフスキー、ポスエロの調子次第では、レギュラーとして抜擢されることも多かった。主にボールの刈り取り役になる守備的MFだが、身体の強さを活かしたポストプレーからも攻撃を演出するなど、攻撃面での貢献も大きい。第3節のマリノフスキーの退場による処分次第では、攻守ともに万能なヘイネンが大きなカギを握るだろう。

DF ジョン・ルクミ

今シーズンにコロンビアの名門デポルティボ・カリから加入した、20歳のコロンビア代表センターバック。フィジカルの強さとスピードを兼ね揃えるセンターバックだが、利き足の左から繰り広げられる、鋭いロングフィードが売り。守備の対応やビルドアップで若干荒削りな部分は露呈することは多いが、世界的に人材難の左利きのセンターバックとして、将来に向けての期待が大きい。

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