【2018-2019 PO1特集】 KAAゲント

2019-04-12

もう3試合消化しましたが、プレーオフ特集第4弾。今回はレギュラーシーズン最終節で、シント・トロイデンとの直接対決を制し、PO1進出を果たした、KAAゲントです。

試合開催日程

第1節
3/31 18:00(日本時間翌2:00)
クルブ・ブルッヘ 3–0 ゲント

第2節
ゲント 1–2 スタンダール・リエージュ

第3節
4/6 20:30(日本時間翌3:30)
ゲンク 2–1 ゲント

第4節
4/13 20:30(日本時間翌3:30)
ゲント – アントワープ

第5節
4/21 18:00(日本時間翌1:00)
アンデルレヒト – ゲント

第6節
4/27 20:30(日本時間翌3:30)
ゲント – ゲンク

第7節
5/5 18:00(日本時間翌1:00)
ゲント – クルブ・ブルッヘ

第8節
5/10 20:30(日本時間翌3:30)
スタンダール・リエージュ – ゲント

第9節
5/16 20:30(日本時間翌3:30) 
アントワープ – ゲント

第10節
5/19 18:00(日本時間翌1:00) 
ゲント – アンデルレヒト

照準はあくまでもベルギーカップ?

3シーズンぶりの優勝を狙ったゲント。しかし、昨シーズン同様、選手の入れ替わりが激しく、ベルギー代表DFトーマス・フォケ、セルビア代表DFステファン・ミトロヴィッチ、FWモーゼズ・サイモンとMFサミュエル・カルのナイジェリア代表コンビなど大量に放出。今シーズンは元ベルギー代表MFヴァディス・オジジャを始めに大量に補強するも、チームはまとまらず、またスタートダッシュに失敗。イェヴ・ヴァンデルハーゲ(現コルトライク監督)は解任され、10月からはデンマーク王者のミッティランから、イェス・トールップ監督を招聘した。

攻守ともにアグレッシブなスタイルと、データアナリストがオーナーを務めるミッティランから取り入れた最新鋭のスカウティングシステムの確立を標榜したものの、チームの掌握は難航し、PO1出場権の6位以内を彷徨い、とても優勝候補とは言い難いシーズンを過ごした。1月にミッティラン時代の秘蔵っ子、ノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート、シント・トロイデンの躍進を支えたウクライナ代表MFロマン・ベズスらを獲得したものの、エース格のジョージア代表MFギオルギ・チャクヴェダゼの長期離脱が響き、終盤までチーム状態は上がらなかったものの、第27節から4連勝でなんとかPO1進出を果たした。

なんとかPO1進出は果たしたものの、やはりチームの最優先は、5月1日に開催される、ベルギーカップ決勝で勝利すること。カップ王者は来シーズンのヨーロッパリーグではグループステージから出場が決定。逆転優勝が厳しい現在では、PO1よりもカップ戦が最優先になるだろう。

フォーメーション

システムは主に4-4-2。高い位置から圧力をかけて、左のドンペ(またはデヤーゲレ)、右のセルロートが両サイドから仕掛けていくサッカーを展開。中央にはフィジカルが強い、ウクライナ代表FWロマン・ヤレムチュクが合わせ、スペースにはカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドが狙う。

昨年9月にはベルギー代表にも選出された、MFビルゲル・ヴェルストラーテから供給されるパスで横幅の広いサッカーを展開。またヴェルストラーテらを中心とする正確なキックは、セットプレーでも大きな武器になり、チュニジア代表DFディラン・ブロンは、今シーズンは7得点あげている。

注目選手

MF ビルゲル・ヴェルストラーテ

昨年9月にベルギー代表初選出されたセンターハーフ。クルブ・ブルッヘの下部組織出身で、10代でデビューするも、なかなか結果を出せずにコルトライクへ。2017年1月にゲントへ移籍し、現在では欠かせない戦力として確立。大きな弱点がなくバランスの良さと危機察知能力に優れ、隙を見るや鋭いグラウンダーのパスから攻撃を演出する。

FW アレクサンダー・セルロート

1月にイングランド・プレミアリーグから期限付き移籍で加わった、ノルウェー代表のアタッカー。194cmと大柄な体格で、本来はセンターフォワードを任されるが、ゲントで起用されるポジションは右ウイング。体格に似合わないスピードとテクニックを持ち、カットインから左足からのシュートを積極的に狙う。意外な起用法により、困惑する相手も多い様子。

FW ジョナサン・デイヴィッド

アメリカ・ニューヨーク出身でカナダ・オタワ育ちのハイチ系カナダ人のアタッカー。昨年3月にゲントに加入し、当初はBチームに所属していたが、今シーズンからはトップチーム入り。第2節に途中出場を果たし、アディショナルタイムにゴールを決めると、8月は公式戦で4得点を記録。多少のムラっ気があるものの、抜群のスピードとゴール前での落ち着きが魅力的なアタッカー。

DF ディラン・ブロン

昨年のW杯にも出場したチュニジア代表DF。代表では右サイドバックでプレーするが、ゲントでは主にセンターバックでプレー。身体能力の高さと攻撃センスを持ち合わせるセンターバックで、自らも得点に積極的に参加。アマチュアから駆け上がり、テスト生としてニオールに加入したが、活躍を認められゲントへ移籍。現在ではリーグを代表するDFの一人であり、来夏の人気銘柄と噂される。

MF ゲオルギ・チャクヴェダゼ

バルセロナも興味を持つ、ジョージア代表の19歳の新鋭。ゲントでは主にトップ下、左ウイングで起用され、卓越したテクニックでアシストを量産する。昨シーズンは途中出場が多く、スーパーサブ的に起用されることが多かったが、今シーズンはスタメン出場がほとんど。今年1月から怪我により離脱していたが、PO1第3節で招集メンバー入りした。

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