昇格決定戦はメヘレン-ベールスホット
ベルギーの2部リーグにあたる、プロキシマス・リーグの全日程が終了し、1stピリオドの覇者メヘレンと、2ndピリオドの覇者ベールスホットが、優勝決定戦を行うことになりました。
年間順位表
1 メヘレン 59 +30
2 ベールスホット・ウィルライク 54 +15
3 ユニオンSG 45 +12
4 ウェステルロ 34 -9
5 ルーセラーレ 33 -8
6 ロメル 31 -12
7 OHルーヴェン 29 -8
8 テュビズ 23 -20
ユニオンSG、ウェステルロはPO2進出決定
5~8位はPO3(残留プレーオフ)へ
1stピリオド
1 メヘレン 30 +20
2 ユニオンSG 24 +9
3 ベールスホット・ウィルライク 24 +0
4 ロメル 22 +1
5 ウェステルロ 19 -4
6 OHルーヴェン 15 -5
7 ルーセラーレ 13 -10
8 テュビズ 9 -11
2ndピリオド
1 ベールスホット・ウィルライク 30 +15
2 メヘレン 29 +10
3 ユニオンSG 21 +3
4 ルーセラーレ 20 +2
5 ウェステルロ 15 -5
6 OHルーヴェン 14 -3
7 テュビズ 14 -9
8 ロメル 9 -14
PO3開始時順位表
1 ルーセラーレ 17
2 ロメル 16
3 OHルーヴェン 15
4 テュビズ
レギュラーシーズンの勝ち点の半分からスタート(小数点は切り上げ)。
同一ポイントの場合、勝利数、得失点差、得点数、アウェー得点数、アウェー勝利数の順で順位が決まる。アウェー勝利数も同一の場合、プレーオフを行う。
最下位が降格
昇格決定戦
3月9日(オリンピックスタジアム/アントワープ)
ベールスホット・ウィルライク – メヘレン
3月16日(アハター・デ・カゼルネ/メヘレン)
メヘレン – ベールスホット
1年での復帰を目指すメヘレン
1部では毎年のようにPO1を争う中堅クラブの一角だったが、昨シーズンは開幕からの不調により低迷したメヘレン。2度の監督交代を経て、終盤戦は盛り返し、最終節で勝利したものの、得失点差1でオイペンを下回り、まさかの降格になった。
1年でのトップリーグ復帰を目指し、FWバンデ、MFリッツ、DFコボーなど主力は放出するものの、元ベルギー代表FWデ・カマルゴを始めに大型補強を敢行。序盤戦は勝利から見放され、監督交代を余儀なくされたが、クラブOBのヴォウテル・ヴランケン氏が就任すると、チームはV字回復して、1stピリオドを優勝。2ndピリオドはベールスホットに譲ったものの、総合成績では勝ち点59とトップ。ベルギー国内でも人気のクラブで、毎週1万人以上の動員を誇るメヘレンは、ベルギーカップでも決勝進出しており、1部復帰に向けて、充実したシーズンを送っている。
昨年の雪辱を晴らしたいベールスホット
対するは2年連続の昇格決定戦に挑むベールスホット・ウィルライク。昨シーズンは昇格組ながら序盤から勝利を積み重ね、昇格決定戦に進出するも、セルクル・ブルッヘに破れた。2013年に当時5部のKFCOウィルライクがアントワープへ移転して、 破産したベールスホットACの後継クラブとして活動しており、名門のベールスホットのサポーターの後押しを受けている。
今シーズンは、2年間率いたマルク・ブレイス監督がシント・トロイデンに引き抜かれたため、今シーズンはスタイン・ヴレヴェン監督が就任。チームを掌握できず、出足は遅れて1stピリオドは3位で終了。しかし、2ndピリオドで盛り返し、8勝6分の無敗で制覇。2年連続の昇格決定戦進出を果たした。オーストリア代表で活躍したFWエルウィン・ホッファー、MFルビン・オコティエを擁する。
メヘレンとベールスホットは、今シーズンは1勝1敗2分と両者互角。得点力ではメヘレンが圧倒するが、ベールスホットは半年以上破れていない。国内有数の集客力を誇るメヘレンと、宿命のライバルのアントワープと同じ舞台に立ちたいベールスホット。どちらが昇格を果たすのでしょうか?
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