第26節 ゲント-STVV

2018-02-12

第26節の試合結果。4位のゲントは、プレーオフ進出を目指す10位STVVと対戦。

フォーメーション

ゲントはGKカリニッチが欠場し、セカンドGKヤニック・トゥーレンが出場。ほぼ従来どおりのメンバーだが、センターフォワードには今冬にスロヴァキアのトレンチンから加入した、キュラソー代表FWランジェロ・ヤンガがスタメン。STVVはシーズン通して採用している4-4-2だが、2トップに移籍マーケット最終日にアーセナルから期限付きで加入したFWチュバ・アクポムがスターティングメンバーに名を連ねました。アビスパ福岡から移籍したDF冨安健洋は、足首の怪我によりベンチ外です。

ハイライト

 

レビュー

ボールポゼッションを高めて、サイドから攻撃を展開するゲントに対し、高い位置からプレスをかけて、ショートカウンターを狙っていくSTVVの構図。前回対戦時は、両チームとも前任者が監督だったものの、STVVの高いプレスがハマり、セバージョスの2ゴールなどで勝利しています。

10分に最終ラインのジゴのロングフィードから、右サイドへ流れた久保裕也がヘッドで中へ折り返すと、ヤンガが相手DFジョアン・テイシェイラがユニフォームを引っ張り合い、もつれ合ったところを、久保がこぼれ球をダイレクトでシュートを放ち、ゲントが先制点を決めます。久保は7試合ぶりのゴール。

昨シーズンも1分1敗で、STVVとはあまり相性が良くないゲントは、先制点を決めたものの、STVVのハイプレスに手を焼きます。ゲントとしてはボールポゼッションを高めて、追加点を狙っていきたいところだが、あまりチャンスを作れず、逆にSTVVが奪ったらフィジカルの強いアクポムとヴェトケレの2トップにボールを預け、最短で攻撃を仕掛けます。42分にペナルティエリア左でボールを受けたアクポムが2人交わしてシュートを放つと、ポスト直撃。そのこぼれ球をヴェトケレが頭で狙うが、バーを叩きゴールになりません。前半終了間際にもアクポムのポストプレーから、折り返しを受けたレジャールがスルーパス。裏に抜け出したヴェトケレがシュートを狙うが、ゲントGKトゥーレンが防ぎ、前半は1-0で折り返します。

後半開始直後、ゴール近くでキツィウのボールを奪った、ゲントのウクライナ代表FWロマン・ヤレムチュクが突破を仕掛けると、キツィウが手で止めてしまい、キツィウが2枚目のイエローカードで退場します。退場者が出たSTVVは、FWを1枚下げて、4-4-1で対応します。

これでSTVVのハイプレスが弱まり、ゲントがペースを掴むと、56分にボカタからボールを奪いカウンター。久保が自陣からドリブルで運び、左サイドでフリーになっていたヤレムチュクにパス。ヤレムチュクが丁寧にコントロールしたシュートでボールを右隅に流し込み、ゲントが追加点を決めます。更に65分には、ジゴが右サイドを大外にオーバーラップしていたフォケに展開。フォケがクロスを入れると、中央のヤンガが押し込んで、ゲントがダメ押し。ヤンガの2試合連続ゴールで3点目を決めます。

試合はゲントの3-0で勝利。守護神カリニッチは不在だったものの、今シーズン11試合目のクリーンシートを達成し、リーグ最少失点をキープ。3位アンデルレヒトとは、勝ち点が3差まで詰まってきました。STVVにとっては、前半はリードされたものの、悪くない内容だっただけに、キツィウの退場によりトーンダウンし、ややレフェリーに泣かされた感はあった試合でした。

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