ロケレン、新型コロナウイルスの影響で一時的に破産回避

多額の債務超過を抱え、経営危機に陥っているロケレンは、新型コロナウイルスの影響により、負債の返済期間が1ヶ月延期になった。

約500万ユーロの負債を抱え、事実上の破産状態に陥っているロケレンは、今月の23日までに返済期限が迫られており、解決策を見いださなければ、デンデルモンデ商事裁判所が破産を宣告する予定だったが、世界的に流行している新型コロナウイルスの影響により、4月20日まで延期になった。

デンデルモンデ商事裁判所は延期の理由として、政府の新型コロナウイルスの対策が全ての取り組みを継続させるのが困難であり、クラブも投資家との交渉をまだ行っているため、クラブに十分な時間を与えることにした。

皮肉なことに新型コロナウイルスのおかげで一時的に命拾いしたロケレン、現在は給料日払などの理由で、チームトレーニングは行われておらず、ストライキが行われている。スタイン・フレーフェン監督は、しっかり準備を行っているPO3の対戦相手のルーセラーレに対して、全体トレーニングが行われていないロケレンの状況に憂い、早期のトレーニング再開を要求していたが、政府の新型コロナウイルス対策によって、ベルギーサッカー全体のスケジュールが4月5日まで停止することになった。ベルギーメディア「HLN」は、「ロケレンは新型コロナウイルスに感謝すべきだと思われる」と報じている。

一時的に命拾いしたしたロケレンだが、4月20日まで多額の負債の解決策を見いださなければならない。2人の日本人選手のMF天野純、DF小池龍太が所属するスポルティング・ロケレンに時間は与えられたが、いまだ厳しい状況には変わりない。

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