第25節 オイペン-ゲント

少しでも上位陣に差を詰めたい4位ゲントは、アウェーで残留争いのオイペンと対戦。ゲントの久保裕也はスタメン、オイペンの豊川雄太はベンチ外です。

スターティングイレブン

ゲントは前節スタメンだったサミュエル・カルは出場停止で、代わりにデヤーゲレがスタメン。オイペンは、守備的な5-4-1のフォーメーションで、右WBのティルパンが復帰、ボランチにコンゴ代表MFムルンバが入ります。

ハイライト

 

レビュー

ポゼッションを高め、サイドチェンジをしながら、横で揺さぶりを掛けに行くゲントに対し、オイペンはしっかり5バックを敷いて、奪ったら前線のレイェを起点にカウンターを仕掛けにいきます。

7分に右サイドのフォケからのクロスを、ウクライナ代表FWオレグ・ヤレムチュクが頭で合わせるが、オイペンのGKヘンドリック・ヴァン・クロムブルッヘのビッグセーブで得点ならず。13分にもママドゥ・シラのポストプレーを受けたヤレムチュクがミドルシュートを狙うが、枠を外します。

15位に低迷しながらも、12月以降は、失点が大幅に減っているオイペン。ベテランのFWエムバイェ・レイェ、MFルイス・ガルシアにボールを集めてから、空いたサイドからクロスでゴールを狙っていくシンプルな攻撃で決定機を伺います。序盤こそはゲントにゲームは支配され、チャンスは多く作られるものの、徐々に守備陣が安定します。

前半終了間際に、バイタル付近でボールを受けたレイェが、右サイドタッチライン際を走ってた、ウイングバックのDFミカエル・ティルパンへパス。ティルパンはグラウンダーのクロスを入れると、ニアに入ってきたFWママドゥ・コネがヒールで押し込んで、オイペンが先制します。

下位に低迷しつつも、残留のために、堅守速攻に徹し、現実的な戦いを演じるオイペン。後半になっても、ゲントには3倍近くのパス数で、ボールポゼッションは30%近くになるが、ほとんど決定機を作らせずに、逆に49分に、エースのエムバイェ・レイェが遠目からゴールを狙い、ゲントのゴールを脅かします。対するゲントは、64分に今季1得点と振るわないママドゥ・シラに代えて、キュラソー代表FWランジェロ・ヤンガを投入します。

しかし、71分にオイペンのFWママドゥ・コネが、ゲントのフランス人DFサミュエル・ジゴを手で倒してしまい、2枚目のイエローカードで退場。残り20分を一人少ない状況で戦うことになります。

逃げ切り体制になったオイペンは、前線のレイェも積極的に下がって守備に参加し、全員守備で逃げ切りに図ります。対するゲントは、左右からのクロスボールを中心にゴールをこじ開けに行くものの、アタッキングサードでのアイデア不足で、あまりシュートを撃つことができません。78分に久保裕也に代えて、ジョージア代表MFゲオルギ・シャクヴェタゼを投入します。

虎の子の1点を守るべく、攻撃陣を下げて、守備の選手を入れ続けるオイペン。決定機を作らせず、昨シーズン2勝で相性のいいゲント相手に、またもや勝利かと思われた89分、右サイドのブレヒト・デヤーゲレのクロスから、斜めに入ってきたFWアンジェロ・ヤンガがダイビングヘッドで流し込み、ゲントが同点に追いつき、試合は1-1で終了しました。

アウェーで勝ち点1を得たものの、単調な攻撃に終止したゲント。現実的な戦いでゲント相手に貴重な白星を得られそうだったが、コネの軽率なプレーで状況を悪くしてしまったオイペン。両者にとって、勿体無い試合になりました。

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