4クラブが協会会長メフディ・バヤトを提訴

2020-05-272020-05-28

アントワープ、ムスクロン、ワースラント＝ベフェレン、エクセルシオール・ヴィルトンと、元シント・トロイデンとスタンダール・リエージュの会長のローラン・デュシャトレは、現ベルギーサッカー協会会長のメフディ・バヤトに対して、ベルギースポーツ仲裁裁判所へ上告することが明らかになった。

Entre Mehdi Bayat et Lucien D’Onofrio, la guerre est déclarée
https://plus.lesoir.be/303264/article/2020-05-26/entre-mehdi-bayat-et-lucien-donofrio-la-guerre-est-declaree

シャルルロワのスポーツディレクターでありながら、2019年からベルギーサッカー協会の会長を務めるメフディ・バヤト氏。プロライセンス問題で対立したムスクロン、ヴィルトン、今シーズン終了の採決の際に2部降格が決定したワースラント・ベフェレンが上告の意志を示しているが、現在ベルギーカップ決勝に出場する予定のアントワープも上告を検討している。

アントワープのスポーツディレクターのルチアーノ・ドノフリオ氏は、メフディ・バヤトの「支配的地位の濫用」を指摘。ベルギーサッカー協会の規約では、会長がクラブに大きな影響を与えることは禁止されているが、シャルルロワの意思決定に関する大きな権力を持つメフディ・バヤトが、自身のクラブへの利益誘導を問題視している。

対するメフディ・バヤトは、会長選挙ではアントワープが自身に入れたことを主張しており、シャルルロワへの利益誘導を否定。ベルギーカップ決勝の開催のために最善を尽くすと主張している。