【2018-2019 PO1特集】スタンダール・リエージュ

2019-03-28

今週の金曜日、29日20時半(日本時間30日4時半)から始まる、ベルギーリーグのプレーオフ1。参戦する6チームの連載を行います。まずはレギュラーシーズン3位のスタンダール・リエージュ。

試合開催日程

https://twitter.com/Standard_RSCL/status/1107652100723523584

第1節
3月29日 20:30(日本時間翌4:30)
スタンダール・リエージュ – アントワープ

第2節
4月3日 20:30(日本時間翌3:30)
ゲント – スタンダール・リエージュ

第3節
4月8日 20:30(日本時間翌3:30)
クルブ・ブルッヘ – スタンダール・リエージュ

第4節
4月12日 20:30(日本時間翌3:30)
スタンダール・リエージュ – アンデルレヒト

第5節
4月19日 20:30(日本時間翌3:30)
スタンダール・リエージュ – ゲンク

第6節
4月26日 20:30(日本時間翌3:30)
アントワープ – スタンダール・リエージュ

第7節
5月5日 14:30(日本時間21:30)
アンデルレヒト – スタンダール・リエージュ

第8節
5月10日 20:30(日本時間翌3:30)
スタンダール・リエージュ – ゲント

第9節
5月16日 20:30(日本時間翌3:30)
スタンダール・リエージュ – クルブ・ブルッヘ

第10節
5月19日 18:00(日本時間翌1:00)
ゲンク – スタンダール・リエージュ

名将プロドーム復帰で9年ぶりの優勝を狙う

昨シーズンはベルギーカップ優勝、レギュラーシーズンでギリギリに6位に入り、プレーオフでの猛追により、2位で終えたスタンダール。しかし、ポルトガル人のリカルド・サ・ピント前監督(現レギア・ワルシャワ)は、首脳陣との対立により、たった1年で辞任。後任には、現役時代は世界屈指のGKとして名を轟かせ、2007-2008シーズンにリーグとカップの二冠に導き、ゲント、クルブでもタイトルを獲得してきた、ベルギー屈指の名将ミシェル・プロドームが10年ぶりに復帰した。

久々のスタンダールでの監督業となったプロドームだが、シーズン開幕当初は、UEFAチャンピオンズリーグ予備予選出場に伴う過密日程に苦しみ、若干勝ちきれない試合は目立つものの、レギュラーシーズンを通して、上位をキープ。2試合を残し、PO1進出を決めて、近年のスタンダールの中では最も安定感を誇っている。

フォーメーション

システムは4-2-3-1。メキシコ代表の守護神のギジェルモ・オチョア、モロッコ代表MFカルセラを始め、マリン(ルーマニア)、ツィミロット(ボスニア)、エムポク、ボカディ(DRコンゴ)、ジェネポ(マリ)など格好代表を取り揃えている。

センターラインがしっかり固定されており、2列目の選手層の厚さが魅力的なチーム。カルセラ、エムポク、レスティエンヌ、ジェネポなどメンバーは充実。昨シーズンのようなPO1での活躍次第では、10年ぶりのリーグ優勝も視野に入るだろう。今冬にはガラタサライにDFクリスティアン・ルインダマを放出し、カルセラと並ぶ、クラブの象徴であるDFセバスティアン・ポコニョーリは負傷のため、今シーズンは絶望など、最終ラインの選手層の薄さは懸念される。

注目選手

DF ジーニョ・ヴァンフースデン

若干19歳ながら、スタンダール・リエージュの守備の中心を担う、U-23ベルギー代表のセンターバック。16歳でスタンダールからインテルのプリマヴェーラに加入し、今シーズンは期限付き移籍で復帰。対人守備の強さとビルドアップの貢献度が高く、現時点でリーグ屈指のCBの呼び声も高い。今月のベルギー代表にも招集が期待され、ベルギー代表デビューも時間の問題か。

MF メフディ・カルセラ

地元リエージュ出身、他国リーグへ移籍しては、3度も復帰している、スタンダール・リエージュのクラブアイコン、メフディ・カルセラ。170cmと小柄だが、パス、ドリブルから多くのチャンスを作り、体格に似合わないパワフルなシュートも武器とする。10年前、ベルギー代表に招集されたが、自身のルーツであるモロッコ代表を選択した。

MF ラズヴァン・マリン

若干22歳ながら、すでに15試合出場している、ルーマニア代表のホープ、ラズヴァン・マリン。激しいタックルでボールを刈り取り、正確な右足でスタンダールの攻撃陣を牽引し、タイミングの良い飛び出しで自らもゴールを狙うセンターハーフ。CLベスト8のアヤックスが注目しており、今シーズン限りの放出が濃厚。

GK ギジェルモ・オチョア

メキシコが世界に誇る、名物GKギジェルモ・オチョア。フランスやスペインで所属していたクラブと異なり、強者の立場であるスタンダールでは、これまでのクラブに比べ守備機会は多くないものの、国際的な知名度に違わぬ実力を誇る。今シーズンは一時期短髪にして、イメージチェンジも図った。

FW マクシム・レスティエンヌ

イタリア、オランダ、ロシア、スペインと4カ国に在籍し、4年ぶりにベルギーリーグ復帰となった左利きのテクニシャン。シーズン開幕当初は、かつてベルギー代表にも選ばれたほどのパフォーマンスから程遠いキレがないプレーで、不審に喘いでいたが、今では鋭いドリブルと強烈な左足が復活。同年代のライバル、トルガン・アザールとは大きな差を開けられたが、PO1で目に見える結果を残し、代表復帰の足がかりを掴みたい。

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