第22節 アントワープ-クラブ・ブルッヘ

日曜に行われた4位アントワープと首位を独走するクルブの一戦です。

 

アントワープはCFに中盤のヘーレマンスを配置した、変則的な3-4-3を採用。クルブは今季から採用する3-4-2-1で、4バックがほとんどのベルギーにしては珍しい3バック同士の対戦になります。

試合の主導権を握ったのはアントワープ。最前線と中盤に縦横無尽に動き回るヘーレマンスを経由しながら、分厚いサイド攻撃を仕掛けていくアントワープが、両サイドで主導権を握ります。クルブは高いラインを敷いたアントワープに対して裏を狙うが、ボラト、バヤル・サールらの守備陣が上手くカバーします。

先制点は25分、ヴァン・ダメの攻撃参加から得た左コーナーキックのチャンスを、ヘーレマンスのキックから、ブラジル人DFボルゲスが押し込んでアントワープが先制します。その後も鋭いサイド攻撃からクルブの守備陣を脅かし、44分にはスローインからのリターンをもらったヴァン・ダメのクロスから、ガーナ人FWウィリアム・オウスが頭で押し込んで、アントワープが前半で2点リードで折り返します。

後半にクルブは、64分にナイジェリア人FWデニス・ボナヴェントゥール、72分に元ベルギー代表FWイェレ・ヴォセンを投入するも、アントワープの激しい守備に対し、なかなかチャンスを作れません。

それでも5トップ体制でサイドの横幅を使った攻撃を繰り返すクルブ。89分にゴール前で波状攻撃を仕掛け、最後は今冬から加入したクロアチア人MFイヴァン・トメチェクのゴールで1点返すと、アディショナルタイムにはゴール前の混戦から、オランダ人MFルート・フォルメルが同点ゴールを決めて、クルブが土壇場で追いつきドロー決着。

終始試合を支配したアントワープにとっては勿体無い引き分け。昇格組アントワープの健闘が目立ったが、劣勢を最低限の結果につなげるクルブの勝負強さが光りました。

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