オーステンデにライセンス失効の可能性

2020-04-09

世界的な新型コロナウイルスの流行によって、今月10日には今シーズンの打ち切りが発表される可能性が高まっているベルギーリーグ。リーグ中断による財政的なダメージが大きく、見通しが立たない状況でありながら、リーグのライセンス委員会は寛大にはならない。

ライセンスの取得は、今後18ヶ月の期間渡って、確実にクラブを存続の可能性を証明しなくてはいけない。ライセンス委員会からは水曜日に取得クラブが発表され、取得できなかったクラブは審議続行となる。

最も注目されているのは、現在15位のオーステンデ。「Le Soir」によると、2018年に当時のオーナーのマルク・クッケ氏が、アンデルレヒトの買収を発表し、元々所持していたオーステンデを旧友のピーター・カラント氏に売却。現在はフランク・ディールケンス氏が会長を務めているが、深刻な財政難により、現在はアメリカ・ハワイ州を拠点とする「パシフィック・メディア・グループ(以下PMG)」への売却交渉を進めている。

しかし、ホームスタジアムの「フェルスルイス・スタディオン(正式名称アルベルトパーク・スタディオン)」の所有権は、元オーナーのマルク・クッケ氏が未だに持っており、PMGへの売却のためには、クッケ氏がスタジアムの所有権を放棄を条件に加えられている。ディールケンス氏は「売却のためにはマルク・クッケ氏のサインが必要」と現在はアンデルレヒトのオーナーに抗議をしている。

この売却交渉が決裂した場合、オーステンデはプロライセンスを失い、3部以下への降格となる。

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