2017-2018優勝プレーオフ特集 Vol.3 KRCゲンク

2018-04-18

プレーオフも進んでいますが、なんとか近日中にでも全部仕上げたいと思います。第3弾は、フィリップ・クレマン監督就任以降、成績が伸び、2シーズンぶりのプレーオフ進出を果たしたゲンクです。

所属メンバー

GK

1 ダニエル・ヴコヴィッチ オーストラリア 1885.3.27(33歳)
30 ノルディン・ヤンケルス ベルギー 1997.9.5(20歳)
40 ガエタン・クッケ ベルギー 1998.12.3(19歳)

DF

2 ヤクブ・ブラベツ チェコ 1992.8.6(25歳)
3 ボヤン・ナスティッチ セルビア 1994.7.6(23歳)
4 ドリース・ヴォウテルス ベルギー 1997.1.28(21歳)
5 アミン・ハマス モロッコ 1999.4.6(19歳)
6 セバスティアン・デワースト ベルギー 1991.5.27(26歳)
15 オマル・コリー ガンビア 1992.10.24(25歳)
21 イェレ・ウロネン フィンランド 1994.6.13(23歳)
23 ルビン・セージェルス ベルギー 1998.1.11(20歳)
27 クリントン・マタ アンゴラ 1992.11.7(25歳)
31 ヨアキム・メーレ デンマーク 1997.5.20(20歳)
45 ジョセフ・アイド ガーナ 1995.9.29(22歳)

MF

18 ルスラン・マリノフスキー ウクライナ 1994.5.4(23歳)
19 トーマス・ブッフェル ベルギー 1981.2.19(37歳)
20 パオロ・サバク ベルギー 1999.2.10(19歳)
24 アレハンドロ・ポズエロ スペイン 1991.9.20(26歳)
25 サンデル・ベルゲ ノルウェー 1998.2.14(20歳)
28 ブライアン・ヘイネン ベルギー 1997.2.6(21歳)
33 ピエール・デジール・ゼブリ ベルギー 1997.12.6(20歳)
77 ディウメルシ・エンドンガラ DRコンゴ 1991.6.24(26歳)

FW

7 ニコラス・カレリス ギリシャ 1992.2.24(26歳)
8 エドン・ゼグロヴァ ベルギー 1999.3.31(19歳)
9 マーカス・イングヴァルトセン デンマーク 1995.1.4(23歳)
10 ムブワナ・サマッタ タンザニア 1992.12.23(25歳)
14 レアンドロ・トロサール ベルギー 1994.12.4(23歳)
16 ダンテ・ヴァンザール ベルギー 1998.4..6(20歳)
22 シーベ・スフライヴェルス ベルギー 1996.7.18(21歳)
29 ベンソン・マヌエル ベルギー 1997.3.28(21歳)

クレマン就任後の復調。欧州カップ戦復帰を目指す

昨シーズンは、レギュラーシーズン8位で終了し、優勝プレーオフ進出は果たせなかったものの、ヨーロッパリーグではベスト8に進出したゲンク。U-21代表の10番、FWシーベ・スフライヴェルスを筆頭に期待の若手が多く、元マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督のコーチングスタッフだった、アルベルト・スタイフェンベルグ監督の元、飛躍を期待されたシーズンでした。

しかし、シーズン序盤から怪我人が多く、まさかの低迷。複数得点の試合では追いつかれ、1点勝負では無得点と、勝負弱さが目立ち、序盤からなかなか勝ち点を伸ばすことができませんでした。久々の優勝を目指すものの、順位は10位前後をうろつき、上位争いに全く絡むことがなく、12月にはスタイフェンベルグが解任されました。

後釜にはワースラント・べヴェレンを率いていた、フィリップ・クレマン監督を引き抜き、1月にはワースラントでキャプテンを務めていた、セネガル人MFイブラヒマ・セックを獲得。怪我で苦しんでいた得点源のトロサール、カレリス、サマッタが復帰し、試合内容は大幅に良くなりました。

デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、クルトワ(チェルシー)、クリバリー(ナポリ)など、育成の名門として名高く、現在も国内外から多くの若手選手が集まるゲンクだが、監督交代後は成績重視なのか、中堅、ベテランの起用が目立ちます。ベルギーカップ決勝では、東部のライバル、スタンダール・リエージュに敗れ、ヨーロッパリーグ出場権を逃したため、是が非でも4位以内には入りたいところです。

フォーメーション

基本フォーメーションは4-3-3。快速ウイングのサイド攻撃が特徴で、鋭いカウンター攻撃を得意とします。GKはオーストラリア代表GKヴコヴィッチが固定。守備陣はガンビア代表DFコリーを中心に、アイド、デワーストなどがポジションを争います。両サイドバックは、主に守備的な選手が起用されることが多く、マタ、ウロネンも対人守備に優れています。

中盤の3人はほぼ固定。フィジカルが強いセック、機動力に優れたマリノフスキー、テクニシャンのポズエロと特徴的な3人を揃えており、ゲンクの攻守の核として鍵を握ります。両サイドはスピードアタッカー、CFはターゲットマンと、役割自体はオーソドックスな4-3-3と変わらないが、選手の調子の良し悪しでスタメンを若干入れ替える傾向が目立ちます。

注目選手

MF アレハンドロ・ポズエロ

ゲンクの攻撃の中心を担うスペイン人のプレーメーカー。ベティスの下部組織出身で、スウォンジー、ラージョ・バジェカーノを経て、2015年からゲンクでプレー。長短のパスでワイドな攻撃を展開するゲンクの攻撃陣を操り、自らも得意のミドルシュートでゴールを狙っていきます。プレースキックの大半はポズエロが蹴っており、毎年アシストランキングの常連に名を連ねます。

MF イブラヒマ・セック

今冬にワースラントから移籍してきたセネガル人の守備的MF。フランスの下部リーグを渡り歩き、2016年にワースラントへ移籍し、1年半キャプテンとしてチームを牽引。フィジカルの強さと手足の長さを活かしたボール奪取力が特徴で、セットプレーでは迫力のあるヘッドで得点源になっています。今冬からの移籍だが、すぐにフィットし、クレマン監督のサッカーには欠かせない人材です。

FW レアンドロ・トロサール

ベルギー代表の各年代別代表でのプレー経験がある、ゲンクの下部組織出身のサイドアタッカー。2012年にトップチーム昇格後は、ロメル・ユナイテッド、ウェステルロ、OHルーヴェンなどへ期限付き移籍を繰り返すが、2016年からはゲンクでプレー。スピードを活かした突破力とシュート力が魅力の左ウイングです。利き足は右利きだが、左足でも躊躇なくシュートやクロスを放っていきます。

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