第26節の試合結果 クルブ、シャルルロワ共に足踏み
日曜日に行われたベルギーリーグ第26節の試合結果です。
ワースラント・べヴェレン 1-1 クルブ・ブルッヘ
公式戦7試合連続で2失点以上を喫し、守備陣の立て直しが求められるクルブと、今冬にセック、森岡を放出したものの、プレーオフ争いにまだまだ食らいつきそうなワースラントとの対戦。
試合は前半から両チーム互角の試合展開だったが、終了間際にクルブのデンマーク代表DFショルツが、ワースラントFWボリイェヴィッチを倒してPK。しかし、4試合連続ゴール中のスウェーデン代表FWイサーク・テリンのPKを、この日はリーグ戦初出場になるオランダ代表GKケネス・フェルメールがストップし、前半をスコアレスで折り返します。
後半は73分に、クルブのFWデニスがワースラントDFクーフリエに倒され、今度はクルブにPKを与えられると、MFハンス・ヴァナーケンがきっちり決めてクルブが先制。試合は動かず、このままクルブが完封勝利かと思われたアディショナルタイム。ワースラントが右サイドからクロスを上げると、ファーサイドに流れたボールを、上がってきた元スウェーデン代表DFエルディン・デミルが豪快に左足を振り抜いて同点。試合は1-1で引き分けてます。
スタンダール・リエージュ 4-3 ムスクロン
ベルギーカップ準決勝で、2試合で6得点と攻撃陣の活躍により、クルブを破り、決勝進出を果たしたスタンダール・リエージュが、同じくワロン地方をホームとするエクセル・ムスクロンとのプチワロンダービー。2012-2013シーズンにスタンダールを率いたムスクロンのミルチェア・レドニク監督にとっては古巣対決になります。
開始早々の9分、スタンダールがペナルティエリア右角付近からのフリーキックで、ラズヴァン・マリンのキックから、今冬から加入したギリシャ代表DFゲオルギオス・クトルビスがヘッドをポスト直撃するが、跳ね返ったボールを、DRコンゴ代表DFクリスティアン・ルインダマが頭で押し込んでスタンダールが先制。しかし、12分に右サイドセンターライン付近でボールを受けたムスクロンのナイジェリア人FWタイウォ・アウォニイがボールを受けると、スタンダールのDF2人をスピードで振り切り、スタンダールGKオチョアの頭上を抜けるシュートで同点に。前半は1-1で折り返します。
後半開始早々、スタンダールは途中出場のクロアチア人FWチョプのポストプレーを受けた、元ベルギー代表DFセバスティアン・ポコニョーリのクロスが、そのままゴールに入り、スタンダールが再び勝ち越します。負けじとムスクロンが、64分にカウンターからゴベアのスルーパスを受けたアウォニイが相手を引きつけて中央に折り返すと、ルーマニア代表MFドリン・ロタリウが押し込んで、ムスクロンが同点に。スタンダールは72分にルインダマが2枚目のイエローカードで退場者を出すと、76分にゴベアのスルーパスから、再びアウォニイがこの試合2点目になるゴールで逆転します。
万事休すかと思われたスタンダールだが、87分に右サイドからのフリーキックのチャンスで、エムポクの蹴ったボールを、今冬から再加入したモロッコ代表MFメフディ・カルセラがボレーを叩き込み、スタンダールが同点に追いつきます。そして、90分、カルセラとの連携で左サイドを突破したポコニョーリが中央に折り返すと、途中出場のチョプが冷静にゴールに押し込んで、スタンダールが逆転。一人少ないスタンダールがムスクロンを逆転し、試合は4-3でスタンダールが勝利しています。
シャルルロワ 1-1 ロケレン
首位のクルブが引き分けたことで、何としてでも差を詰めたいシャルルロワは、今季は下位に低迷するロケレンとの対戦。開始早々の1分に、ロケレンが右サイドを抜け出したオランダ人FWフース・ハッペルツのクロスから、FWスティーヴ・デ・リデルがダイビングヘッドで押し込んでロケレンが先制。前半はそのままスコアは動かず、1-0でロケレンがリードで折り返します。後半はクリスティアン・ベナベンテとのワンツーで右サイドを突破した、イラン代表FWカヴェー・レザレイのクロスから、セネガル人MFママドゥ・ファルが押し込んで、シャルルロワが同点に追いつきます。試合は1-1で終了。首位クルブとの差は縮めることができず、勝ち点差は11のまま。
順位表
We hebben lang genoeg naar beneden moeten kijken, misschien moeten we maar eens naar boven kijken vanaf nu? #jpl pic.twitter.com/EKLDfsJlEn
— KAA Gent (@KAAGent) February 11, 2018
失点は減らないものの、首位クルブの独走状態は変わらず、シャルルロワ、アンデルレヒトらは差を詰めるチャンスはあったものの詰められず、逆に勝ち点を積み重ねてきた4位ゲントが、アンデルレヒトとの差を3まで詰めてきました。プレーオフ争いは引き分けのワースラント、連敗のSTVVは一歩交代でやや苦しいか。5位にゲンクが浮上、トップ3に迫っていたアントワープだが、年明け以降は勝利なしで6位に順位を降下。7位コルトライク、8位スタンダールとの勝ち点差は1の中でひしめき合う混戦になっています。
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