16-17 EUROPE LEAGUE / ベルギー勢3チーム、ベスト16へ進出
今週行われた、ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦の試合結果です。
Zenit Saint-Petersbourg 3-1 Anderlecht
(合計スコア3-3 アウェーゴールでアンデルレヒトが勝ち抜け)
ファーストレグはアチェンポンの2得点で、アンデルレヒトが先勝したものの、前半からゼニトの猛攻に圧倒され、守備に奔走する試合に。24分にジュリアーノが先制、後半に72分にゴール前の混戦からジューバ、78分に再びジュリアーノが決めて、一気にアンデルレヒトは逆転されます。このまま逆転負けで敗退かと思いきや、アディショナルタイムに右サイドからのクロスをナイティンクが折り返し、最後はFWテリンが頭で押し込んで、アンデルレヒトが1点返します。貴重なアウェーゴールを土壇場で決めたアンデルレヒトがヒヤヒヤの勝利で、ベスト16進出。
Genk 1-0 Astra Giurgiu
(合計スコア3-2で、ゲンクが勝ち抜け)
ファーストレグは土壇場で瀬戸貴幸のゴールで追いつかれたゲンク。セカンドレグでは序盤からチャンスを多く作るが、なかなかゴールを決めらず。後半に入り、67分にスフライフェルスがペナルティエリア左隅付近でファールをもらうと、このFKをスペイン人MFアレハンドロ・ポスエロが直接決めて、ゲンクが先制。これが決勝点になったゲンクは、ELでは初のベスト16進出。
Tottenham Hotspurs 2-2 Gent
(合計スコア3-2で、ゲントが勝ち抜け)
ファーストレグでは、終始ゲントがペースを握り、ペルベのゴールで勝利したゲントは、「サッカーの聖地」ウェンブリーでの第2戦目。立ち上がりに猛攻を仕掛けるスパーズは、10分にMFエリクセンにゴールを奪われ、早くも同点に。しかし、20分に得たコーナーキックで、サイモンに合わせたボールをクリアを試みた、ハリー・ケインによるオウンゴールで、ゲントがアウェーゴールを奪います。
これで2点が必要になったスパーズが更に猛攻を仕掛け、ほぼハーフコート状態に。しかし、焦って攻めるスパーズは、ルーズボールでのせめぎあいでデヤーゲレに対し、スパーズMFデレアリが両足タックルで一発退場に。人数が少なくなったスパーズはそれでも猛攻をしかけ、この日はボランチで起用され組み立てに関わっていたデヤーゲレが負傷で満足にできないゲントは、人数が多くても劣勢に立たされます。
波状攻撃を仕掛けるスパーズは、62分にワニアマのミドルシュートで勝ち越し。これでもう1点必要になったスパーズはまだまだ猛攻を仕掛けるものの、ゴール前に人数を掛けるゲントは防ぎ続けます。75分にサイモンを下げて、ファーストレグのヒーロー、ジェレミー・ペルベを投入します。
82分、左サイドでボールを受けた、イスラエル人MFケニー・サイエフが中央へドリブル。すると、サイエフに釣られたスパーズの守備陣からフリーになった、カリファ・クリバリーがサイエフのスルーパスを受けて抜け出すと、逆サイドへ走っていたマトンへパスを止められるが、そのこぼれ球をペルベが押し込み、ゲントが同点に追いつきます。
これで完全に意気消沈したスパーズ。ゲントは終始劣勢に立たされたが、少ないチャンスをモノにし、スパーズを撃破。ベスト16進出決定。聖地ウェンブリーで歴史を作りました。
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