エクセルシオール・ヴィルトン

2019-07-24

今週のフットボリスタの僕の記事は「ベルギー代表の右サイド」について書いてありますが、ちょっとだけ補足しておこうと思ってます。

ムニエとカスターニュを輩出している、エクセルシオール・ヴィルトンが2部昇格を決めてますが、このクラブは興味深いネタが多いです。

ベルギー最南端のクラブ

ベルギーはどの場所でも、ブリュッセルから2~3時間電車に乗れば、どこにでも行けますが、ベルギー最南部のリュクサンブール州になると、山岳地帯でアクセスが厳しく、4時間ほど時間がかかってしまいます。人口も20万人と少なく、サッカーもこの近辺ではエクセルシオール・ヴィルトンが、ほとんど3部辺りをさまよっており、他のクラブはエンタント・デュルビュイが4部と、他の地域に比べると、いかにサッカーが厳しい地域だと感じさせられます。

ルクセンブルク人が4人いる

ルクセンブルクが近いため、このクラブには代々多くのルクセンブルク人が所属しています。現在プレーしているのはこちら。

GK アントニー・モリス
MF ルーカス・プルドーム
MF ケヴィン・マルゲ
FW オーレリアン・ヨアキム

モリス、マルゲ、ヨアキムは現在のルクセンブルク代表の主力選手で、32歳のヨアキムは代表キャプテンを務めた経験もあります。オーナーがルクセンブルクの強豪F91デュドランジュも所持しているルクセンブルク人の不動産投資家なので、ルクセンブルク人の獲得には積極的です。

リュクサンブール出身でルクセンブルク代表へ

その中のGKモリス、FWヨアキムは、出身がリュクサンブール州出身で、ルクセンブルク国内での生まれではありません。モリスに関しては、ルクセンブルクリーグですらプレーもしていません。

あの辺りの生まれの選手になると、親戚がルクセンブルクにルーツがある選手が多いので、ベルギー代表に選ばれない選手になると、ルクセンブルク代表を選択することもありえます。スタンダール・リエージュ所属時には、川島永嗣、小野裕二、永井謙佑と同僚だったモリスは、この当時はベルギーU-23代表に選出されるほどで、ルクセンブルクの年代別代表には縁がありませんでした。

ムニエもクルブで右サイドバックにコンバートされず、FWのままだったら、ひょっとしたらルクセンブルク代表だったかもしれません。

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