ノア・ラング、反ユダヤチャントによりドッシン兵舎への訪問を命じられる

2021-07-09

クルブ・ブルッヘに所属するオランダ人FWノア・ラングは、昨シーズンのリーグ優勝時にクルブサポーターと共に、反ユダヤ主義のチャントを歌ったことが問題視され、7月2日に処分内容が明らかになった。

人種差別的チャントとして非難されたノア・ラングに対し、ベルギーの連邦検察庁は人種差別に関する法に違反していると問題視。5月末に懲戒委員会に持ち込まれていた。

ノア・ラングは「自分の知らないチャントを歌ってしまい、これが人種差別的だったと思ってもいなかった。私にはユダヤ系のガールフレンドがおり、父はスリナム系だ。人種差別には当然反対する」と発言。ノア・ラングの弁護士団は有罪判決を出さないことを要求していた。

連邦検察庁は、別の制裁措置を用意。メヘレンにあるユダヤ人強制収容所である「ドッシン兵舎」への訪問を命じ、これを拒否した場合は、2試合の出場停止を課すと裁定した。ノア・ラングには10月1日まで、ドッシン兵舎への訪問義務が下った。

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