2020-2021ベルギープロリーグD1A 第33節 ヘンク – シント・トロイデン

2021-04-13

前節のワースラント・ベフェレン戦で勝利し、1部残留を決めたシント・トロイデンは、この試合で勝利すればPO1進出が確定するヘンクと対戦。カップ戦を含めれば、今シーズン3回目となるリンブルフダービーです。

試合は序盤からヘンクが攻め続け、シント・トロイデンが防戦一方となる展開。ヘンクは右サイドの伊東純也、中央にいるノルウェー代表MFクリスティアン・トルストヴェットらを中心に圧力をかけ、自力の差を見せつけます。21分に右サイドを突破した伊東純也のクロスを、ニアサイドでオヌアチュがフリックで後ろに流すと、最後は左サイドから流れてきた、テオ・ボンゴンダが押し込み、ヘンクが先制した。ボンゴンダをマークしていた橋岡大樹は振り切られる形になってしまった。

続いてヘンクはシント・トロイデンのクリアボールを拾うと、中央のブライアン・ヘイネンがハーフスペースに絞った伊東純也へパス。その伊東がボールを裏に送ると、そのままヘイネンが走り込み、シュミット・ダニエルの頭上を抜ける強烈なシュートを放ち、ヘンクが追加点を奪った。更に35分には、伊東純也のスルーパスに合わせて動いたオヌアチュがヒール。シント・トロイデンのDFブアトゥがクリアを試みたが、中央に走り込んできたトルストヴェットが押し込み、ヘンクが30分で3ゴールを奪った。

防戦一方で攻撃面で見せ場を作れないシント・トロイデンだったが、35分にムボヨがヘンクのコロンビア代表DFカルロス・クエスタの軽率なファールを誘い、PKを獲得。しかし、キッカーの鈴木優磨はヘンクの19歳のGKマールテン・ファンデヴォールトに防がれてしまい、シント・トロイデンはゴールを奪えず、前半は3-0でヘンクがリードで折り返した。

後半も相変わらずヘンクのペース。53分にはヘイネンのロングパスから、右サイドを駆け上がったムニョスがクロス。このクロスをトルストヴェットがスルーし、最後はオヌアチュが今シーズン27点目となるゴールを奪い、ヘンクがダメ押しの4点目を決めた。

好調のヘンクだったが、60分に伊東純也が右足の違和感により交代を要請。アンジェロ・プレシアードとの交代し、ベンチに下がった。対するシント・トロイデンは、見せ場を作れなかったブリュルスとムボヨを下げて、アルゼンチン人FWファクンド・コリーディオと約5ヶ月ぶりの出場となる伊藤達哉を投入。巻き返しを図ったシント・トロイデンだったが、攻撃陣は見せ場を作ることができず、試合は4-0でヘンク勝利で終了した。

この勝利でヘンクはPO1進出を確定した。

Monacoinを投げる
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?