財政難のムスクロン、再び身売りの可能性

2021-04-13

昨年4月にリールのオーナーであるルクセンブルク人実業家のジェラール・ロペス氏に買収されたムスクロンは、再びライセンス消失の危機に陥っている。

ムスクロンは残留争いを強いられているが、兄弟クラブであるリールは、現在フランス・リーグアンで首位に立っている。クリストフ・ガルティエに率いられたチームは、成績だけではなく、経営面、育成面で充実したシーズンを送っていると見られていた。

充実したシーズンを送るチームとは別に、ジェラール・ロペス氏は、アメリカの投資ファンド「エリオット・マネージメント」から2億2500万ユーロ(約284億円)の融資を受けており、今年夏までに返済する契約になっていた。

だが、コロナ禍の影響により財政的な危機に陥り、返済が困難な状況に陥っているジェラール・ロペス氏は、エリオット・マネージメント社からリールの売却を要求され、リールは昨年12月にルクセンブルク資本のメルラン・パートナーズに売却されることになった。

リールは売却されることになったが、ジェラール・ロペス氏個人が保有するムスクロンの先行きは決まっていない。現在は250万ユーロの負債を抱えており、一部選手、スタッフの給料の支払いが遅延状態になっている。そのため、ムスクロンは練習ストライキの可能性を報じられている。

4月10日の報道により、ジェラール・ロペス氏は、ムスクロンへの金銭的保証を発表。しかし、オーナー自身の財政的な問題により、ムスクロンは再び身売りを強いられている。

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