元アンデルレヒトのポーランド人DFマルチン・ヴァシレフスキ現役引退

ポーランド・エクストラクラサのヴィスワ・クラクフは、元ポーランド代表DFマルチン・ヴァシレフスキの引退を発表した。

ポーランド代表60キャップを誇り、現在40歳のヴァシレフスキ。2007年1月にアンデルレヒトに加入してから、主に右サイドバックとしてプレーし、退団する2013年までの6年半で公式戦183試合21得点を決めた。

アンデルレヒト時代は、「ヴァシル」の相性で親しまれたチーム屈指の人気者で、強靭なフィジカルとファイティングスピリッツ、そしてセットプレーでの無類の得点力で実力を発揮。レスター時代が有名だが、全盛期の多くはアンデルレヒトで過ごした。熱狂的な「ヴァシルマニア」も生み出し、フリーキックを蹴らせようと無茶振りしたこともあった。

アンデルレヒト時代のヴァシレフスキを語るには避けられないのは、2008年8月30日に行われた、スタンダール・リエージュとの「クラシコ」での出来事。当時スタンダール・リエージュのアクセル・ヴィツェルによる悪質なタックルが、ヴァシレフスキの足を破壊し、右足首開放骨折の大怪我により、全治1年近くの大怪我を負った事件が発生。タックルを犯したヴィツェルは8試合出場停止処分を食らい、ベルギーではヴィツェルに対する殺人予告が出るなど、ベルギーサッカーを大きく騒がせていた。

復帰まで1年半近くかかったヴァシレフスキは、アンデルレヒトのレギュラーに復帰。2013年に契約満了で退団し、翌シーズンにはレスターに加入。2013-2014にプレミア昇格、2014-2015シーズンには1年目の残留に大きく貢献。そして、2015-2016シーズンには出場は4試合にとどまったものの、ロッカールームでチームを大きく盛り上げ、レスター・シティの奇跡のプレミアリーグ優勝に貢献した。いかつい風貌と熱いキャラクターはレスターでも人気を博した。

2017年からは地元クラクフのヴィスワ・クラクフへ移籍。契約満了になる2020年までプレーした。しばらく無所属が続いていたが、11月20日を持って現役引退を決めた。

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