ベルギー勢の欧州カップ戦終了

2020-02-29

27日にUEFAヨーロッパリーグが行われ、ヘントはローマに2試合合計1-2、クルブ・ブルッヘはマンチェスター・ユナイテッドに2試合合計1-6で破れ、ヨーロッパリーグ敗退が決定した。

クルブ・ブルッヘの試合は半分寝ていたので、ヘント-ローマだけ触れる。

ファーストレグを試合内容で圧倒しておきながら、無得点で破れたヘントは、ホームのゲラムコ・アレナでの第2戦目を迎えた。試合はファーストレグ同様、ヘントのペースで進み、26分に右サイドのMFロマン・ベズスのクロスから、現在絶好調のカナダ代表FWジョナタン・ダヴィドのゴールで先制した。

しかし、30分に速攻を仕掛けるヘントだったが、ベズスがフリックしたボールをローマに奪われカウンター。左サイドからミキタリアンのスルーパスから、クライフェルトのゴールでローマが同点。アウェーゴールを取られたヘントは、2点必要となった。

後半もヘントのペースで進んだが、ダヴィド、オジジャらが決定的なチャンスを決めきれず。後半からジョージア代表コンビ、MFチャクヴェダーゼ、FWクヴィリタイアを投入するも、ローマの守備陣を崩しきれず、後半は無得点。結局2試合合計1-2で破れ、ヨーロッパリーグ敗退が決まった。

2試合通じて、ヘントが試合を優位に進めており、相手が名門ローマとはいえ、今シーズンのヘントらしいサッカーができていたが、最後の局面での精度不足や軽率なミスからのカウンターで失点してしまい、非常にもったいない試合だった。2試合通じて精彩を欠いたドゥポワトル、長期離脱から復帰後も本調子が戻らないチャクヴェダーゼらを起用している状況では、得点の可能性は感じさせられず、改めてウクライナ代表FWロマン・ヤレムチュクの離脱の大きさを感じざるを得なかった。

個々のメンバーではやはりローマは格上であり、チームの実績を考慮すると、勝てればサプライズと言われただろう。しかし、今後のベルギー勢が更に上のランクにあげていくためには、試合内容が低調なローマを叩いておかなければ、上は見えてこないだろう。チームの頑張りには拍手を送りたいし、十分に楽しく試合を見られたが、ヘントはすでに欧州カップで実績を上げているクラブだ。更に上を目指さないといけないだろう。

UEFAカントリーランキングでは、現在8位をつけているベルギーリーグ。今シーズンは全チーム敗退し、7600ポイントで終了。CL予選から本戦に勝ち上がったクルブ、EL予選2回戦からグループリーグ突破まで進出したヘントが多くの勝点を稼いでおり、毎年のほぼ平均に値する7500前後を獲得。毎年2チームをELの決勝トーナメントに進出すれば、獲得できるポイント数で、この数字を毎年稼いでいれば10位前後はキープでき、CLグループリーグ1枠は確約される。だが、6,7位を争うポルトガル、ロシアに追いつくためにも、今後はベスト8まで進出するクラブが出てきてもらいたい。

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