レギュラーシーズン残り3節、PO1、残留争いおさらい

ジュピラー・プロ・リーグも残り3節。PO1進出クラブも次々と決まる中、今シーズンも最後までPO1争い、残留争いが最後までもつれる見込みとなった。改めておさらいする。

4位までPO1、10位~12位までPO2が確定

残り3試合の時点で、首位のクルブ・ブルッヘ、2位のヘントが、7位のメヘレンとの勝ち点差が10以上広がっているため、PO1が確定。更に3位スタンダール・リエージュ、4位シャルルロワは勝ち点8差だが、最終節に「ヘンク-メヘレン」の直接対決があるため、ヘンクとメヘレン両チーム共に勝ち点8を超えることができないため、4位までPO1進出が確定している。

また、11位コルトレイク、12位シント・トロイデンも、6糸の勝ち点差は9だが、最終節の「ヘンク-メヘレン」の直接対決のため、6位に浮上することはできず。また10位ムスクロンは勝ち点8差だが、残り3試合全勝して、ヘンクとメヘレンが2敗1分で並んだとしても、勝利数でヘンクの12勝に届かないので、ムスクロンのPO2も確定している。

※ベルギーリーグでは、勝ち点が並んだ場合、勝利数が多いチームが順位が上になる。勝利数も並んでいる場合、得失点差で順位が決まる。

おさらいをすると、このような状況になる

PO1進出確定 クルブ・ブルッヘ、ヘント、スタンダール、シャルルロワ
PO1進出可能性あり アントワープ、ヘンク、メヘレン、アンデルレヒト、ズルテ・ワレヘム
PO2進出 ムスクロン、コルトレイク、シント・トロイデン
残留争い オイペン、オーステンデ、セルクル・ブルッヘ、ワースラント・ベフェレン

最終節に直接対決を残すPO1争い

https://twitter.com/KRCGenkofficial/status/1230978045814693896

まず、PO1争い。各チームの残り対戦カードはこちら

5位 アントワープ 勝ち点47
第28節 オーステンデ(H)
第29節 コルトレイク(A)
第30節 ムスクロン(H)

6位 ヘンク 勝ち点41
第28節 クルブ・ブルッヘ(A)
第29節 オーステンデ(A)
第30節 メヘレン(H)

7位 メヘレン 勝ち点40
第28節 シント・トロイデン(A)
第29節 オイペン(H)
第30節 ヘンク(A)

8位 アンデルレヒト 勝ち点37
第28節 ワースラント・ベフェレン(A)
第29節 ズルテ・ワレヘム(H)
第30節 シント・トロイデン(A)

9位 ズルテ・ワレヘム 勝ち点35
第28節 コルトレイク(H)
第29節 アンデルレヒト(A)
第30節 スタンダール・リエージュ(H)

5位アントワープは、残り3試合で勝ち点1でも得ればPO1が確定。9位ズルテ・ワレヘムは、直接対決の関係上、1敗でPO2が確定する。

プレーオフ制度が始まって以来、11シーズンPO1を守り抜いていたアンデルレヒトだが、今シーズンは非常に厳しい状況に追い込まれている。第25節のメヘレンとの直接対決で0-2で破れたことで、現状ではほぼPO2は濃厚と言わざるを得ない。ズルテ・ワレヘムとの直接対決を残すが、対戦カードは恵まれているだけに、残り全勝してヘンクとメヘレンの状況を見守りたいところだ。

注目はやはり最終節に直接対決を残すヘンクとメヘレンだろう。対戦カードでは首位クルブとの対戦を残すヘンクより、メヘレンの方が恵まれているといえる状況といえるが、2年前に残留争いを演じ、得失点差1で降格の憂き目にあった因縁のオイペンとの対戦は大きなカギを握りそうだ。

チャンピオンチームでありながら、序盤から苦戦が続いたヘンクにとっては、PO1を死守したいところ。しかし、過去3度7位で終わり、PO1には一度も進出していないメヘレンにとっては、PO1進出はクラブとしても悲願だ。最終節の直接対決は激しい戦いになりそうだ。

セルクルの復活により混沌化した残留争い

ジュピラー・プロ・リーグは最下位のみが2部降格になる。一時は15位と勝ち点9差つけられ、降格濃厚と見られていたセルクル・ブルッヘ。しかし、第25節から3連勝を果たし、ワースラント・ベフェレンを抜いて最下位を脱出。混沌化してきた残留争いの対戦カードは下記の通り。

13位 オイペン 勝ち点26

第28節 ムスクロン(H)
第29節 メヘレン(A)
第30節 クルブ・ブルッヘ(H)

14位 オーステンデ 勝ち点22

第28節 アントワープ(A)
第29節 ヘンク(H)
第30節 セルクル・ブルッヘ(A)

15位 セルクル・ブルッヘ 勝ち点20

第28節 ヘント(H)
第29節 クルブ・ブルッヘ(A)
第30節 オーステンデ(H)

16位 ワースラント・ベフェレン 勝ち点20

第28節 アンデルレヒト(H)
第29節 ムスクロン(A)
第30節 ヘント(H)

13位オイペンは2分以上で残留が確定。仮に3連敗でもセルクル-オーステンデの直接対決があるため、残留はほぼ濃厚と見られる。残留争いは実質オーステンデ、セルクル、ワースラントの3チームに絞られたと言えるだろう。

オーステンデはアントワープ、ヘンク、セルクルはクルブ・ブルッヘ、ヘント、ワースラントはアンデルレヒト、ヘントとそれぞれ3チームとも非常に厳しい対戦カードを残す。

チーム状況としては、3連勝中のセルクルが最もいい状態で、3試合ともヤン・ブレイデルで戦えるのは大きなアドバンテージとなるだろう。今シーズンは序盤から苦戦を強いられてきたセルクルだが、ドイツ人のベルント・シュトルク監督が年明けからようやくチームをまとめてきており、攻守ともに粘り強さを発揮している。白血病再発から復活を目指すGKミゲル・ファン・ダメのためにも、必ず残留を果たしたいところだ。

14位のオーステンデだが、昨年末でノルウェー人のカーレ・インゲブライトセン監督がキプロスのアポエル・ニコシアの監督就任のため退任。後任には残留争いのチームにはお馴染みのオランダ人のデニス・ファン・ダイク監督が就任し、粘り強い守備からのカウンターで僅差の試合を演じるが、2020年になってから1勝と苦戦している。粘り強い守備からエースストライカーのサカラの一発にかけたい。

最下位のワースラント・ベフェレンは、5連敗によりフランス人のアルノー・メルシエ監督を解任。スポーツディレクターのディルク・ヘーラルド氏が監督に就任したが、残り対戦カードはアンデルレヒト、ヘントを残しており、厳しい状況には変わりない。1勝でもあげられれば、オーステンデ、セルクルにプレッシャーをかけることができるだけに、最小得点、最多失点の攻守の立て直しを急速に図りたいところだ。

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