最近のセルクル・ブルッヘについて

ここ最近、チェックすることが多いので、植田直通が在籍するセルクル・ブルッヘについて触れます。

元々は4バックがベースのセルクルだったが、守備陣の主力である、DFバンジャマン・ランボ、ジェレミー・タラヴェルの2人が負傷離脱。ランボに関しては、4月までの離脱が濃厚と言われ、セルクルにとっては、メンバーのやりくりが非常に大変な時期に差し掛かっている。

アンデルレヒト戦以後は、3-4-3を採用。0-3で破れたアントワープ戦は、4バックを採用していたが、両サイドで揺さぶられ、キャプテンのランボの不在により、守備陣の統率が上手くいっていない印象が強く、今後苦しい戦いを強いられると感じた。よって、守備時は5バックで対応する、3-4-3を採用。

システム変更が当たり、アンデルレヒト戦は会心の試合内容で、2-1で勝利。チームの不調に過密日程で疲労が溜まる、負の連鎖が続くアンデルレヒトが相手とはいえ、前線からのプレスで相手守備陣のミスを誘い、インターセプトから、カルドナ、ブルーノ、キリアン・アザールの3人でカウンター攻撃を仕掛け、ボールポゼッション40%ながら、シュートは15本放った。セルクルのプレスで、アンデルレヒトの守備陣が苦し紛れのロングボールを出してきたが、植田直通ら守備陣は、的確に弾き返し、マイボールにしていた。選手間がコンパクトで、非常に連動した守備を終始続けることができた。

今週のゲント戦は、セルクルの前からの守備がはまらず、両サイドで主導権を握られてしまい、早々に2失点。後半途中から、トーゴ代表MFガクペを入れて、守備は4バックに変更し、攻撃にアクセントを入れたが、ゴールは終盤の1点だけ。試合は1-4で敗戦。元々カウンターを持ち味とし、手数をかけないでシュートまで持ち込むチームだけに、先制点を取られると、苦しい試合展開になりやすい。

個人的には、植田直通自身のプレーはさほど悪いとも感じず、むしろアンデルレヒト戦の出来なら、アジアカップのメンバー入りしていても、特別におかしい印象はなかった。ゲント戦も4失点はしたが、失点シーンにはほとんど無関与。CFのディマタとの空中戦には勝ち続け、後半に対面したスピードスターのフランシス・アムズとの対人戦にも問題なく対応していた。昨シーズンから組んでいる、元々のレギュラーであるランボ、タラヴェルの離脱によって、今後はフル出場はもちろんのこと、同時にこれからが真価を問われる。

負傷者が多く、台所が非常に厳しいセルクルだが、現在は一桁順位の9位と、昇格組ながらプレーオフも狙える地位にいる。

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