2017-2018優勝プレーオフ特集 Vol.1 スタンダール・リエージュ

今シーズンを締めくくる、優勝プレーオフを前に、各チームの特集記事を掲載したいと思います。まずは、6位のスタンダール・リエージュからです。

所属メンバー

GK

1 ジャン=フランソワ・ジレ ベルギー 1979.5.31(38歳)
8 ギジェルモ・オチョア メキシコ 1985.7.13(32歳)
16 アルノー・ボダール ベルギー 1998.3.11(20歳)

DF

2 レジナール・ゴルー ハイチ 1987.12.31(30歳)
4 ディミトリ・ラヴァレー ベルギー 1997.111(21歳)
16 セバスティアン・ポコニョーリ(C) ベルギー 1987.8.1(30歳)
21 コリンズ・ファイ カメルーン 1992.8.13(25歳)
23 ヴァレリー・ルチケヴィチ ウクライナ 1996.1.11(22歳)
24 ゲオルギオス・クトゥルビス ギリシャ 1991.2.10(27歳)
26 クリスティアン・ルインダマ DRコンゴ 1994.1.8(24歳)
29 ルイス・ペドロ・カヴァンダ ベルギー 1991.1.2(27歳)
34 コンスタンティノス・ライフィス キプロス 1993.5.19(24歳)

MF

5 ウチェ・アグボ ナイジェリア 1995.2.4(23歳)
6 ゴイコ・ツィミロット ボスニア・ヘルツェゴビナ 1992.12.19(25歳)
10 メフディ・カルセラ モロッコ 1989.7.1(27歳)
14 ジェローム・ドゥーム ベルギー 199.4.19(18歳)
18 ラズヴァン・マリン ルーマニア 1996.5.23(21歳)
19 ムサ・ディアロ マリ 1998.6.15(19歳)
20 メルヴェイユ・ボプ DRコンゴ 1992.5.21(25歳)
22 エジミウソン・ジュニオール ベルギー/ブラジル 1994.8.19(23歳)
40 ポール=ジョゼ・ムポク DRコンゴ 1992.4.19(25歳)

FW

7 ジュレ・チョプ クロアチア 1990.2.1(28歳)
9 レノー・エモン ベルギー 1991.12.5(26歳)
25 カルリーニョス ブラジル 1994.6.22(23歳)

9年ぶりの優勝を狙う

アンデルレヒト、クルブ・ブルッヘらと共に、ベルギー3強と呼ばれることが多いスタンダール・リエージュだが、近年は低迷が続き、今シーズンは3シーズンぶりのプレーオフ進出になります。

ベルギーカップは2シーズンぶりに優勝を果たし、カップ戦では強さを発揮するものの、去年までの3シーズンは、いずれも前半戦で監督を交代しており、不安定な戦いを強いられています。今シーズンは、ポルトガル人のリカルド・サ・ピント新監督が就任したものの、スタートダッシュに失敗し、今シーズンもプレーオフ圏内の6位を争う展開になりました。

しかし、今シーズンはサ・ピント監督を解任することなく、スタンダールとして辛抱強く監督を信じ続け、徐々に調子を取り戻しました。元ポルトガル代表FWオルランド・サを中国へ放出してしまうものの、2年目の長身FWレノー・エモンが1トップに定着し、今冬の補強では、2007-2008シーズン、2008-2009シーズンのリーグ連覇を知り、3度目の復帰を果たした、MFメフディ・カルセラが躍動。最終節のオーステンデ戦では、前半を0-2で折り返し、プレーオフ進出が厳しい状況に陥るものの、カルセラらの活躍で、3-2と逆転勝利しました。

今シーズンのベルギーカップの優勝を果たし、すでにEL本戦の出場権を獲得しているスタンダール。首位のクルブとの差は12差と大きく開いているものの、2010-2011シーズンのように、6位から連勝を重ね、あわや大逆転優勝まで辿り着きそうになっただけに、連勝を重ねて少ない可能性に賭けたいところでしょう。

フォーメーション

フォーメーションは、4-2-3-1と4-4-2の併用。GKはメキシコ代表守護神オチョアと元ベルギー代表GKジレがポジションを争っています。CBは後半戦はほぼクトゥルビスとルインダマが固定。サイドバックは万全ならポコニョーリが不動だが、両サイドをこなせるファイが入ることも。右はカヴァンダ、ファイ、ゴルーとポジション争いが激しく、固定されていません。MFはプレーメーカーのマリンと、ハードワーカーのアグボが中心。個性的なメンバーが集まる2列目はカルセラ、エジミウソン、ムポク、カルリーニョスなどを起用。FWはエースストライカーのレノー・エモンが不動だが、4-4-2を採用するときは、クロアチア人のチョプと2トップを組むことがあります。

リカルド・サ・ピント監督が率いるチームは、サイド攻撃が得意で、ルーマニア代表でも活躍するマリンが左右に展開しながら、カルセラ、エジミウソン、ポコニョーリらの突破やクロスから、エモンが合わせていく形を得意とします。エモンへのマークが厳しくなると、ミドルを得意とするムポク、エモンの周囲を動き回るチョプなどで得点を狙っていきます。あとはマリン、ムポクら、プレースキックに優れる選手が多いため、セットプレーからは数多くゴールを決めています。

注目選手

GK ギジェルモ・オチョア

おそらく現所属メンバーで一番有名だろう、メキシコ代表の正GK。今シーズン、スペインのグラナダから加わり、リーグ戦29試合に出場。ずば抜けた反射神経はベルギーリーグでも発揮され、数々のピンチを防いできました。

MF メフディ・カルセラ

今冬にオリンピアコスから期限付き移籍で復帰してきた、地元リエージュ出身のモロッコ代表のテクニシャン。スタンダールの連覇を知る選手で、サイド、トップ下、センターハーフと数々のポジションをこなせ、巧みなボールコントロールと強烈なシュート力を武器とするアタッカーです。スタンダール復帰後はスーパーサブでの起用も多く、最終節では0-2から流れを変える活躍を演じました。

FW レノー・エモン

先月に中国へ移籍したポルトガル人FWオルランド・サの後釜として活躍する、長身のセンターフォワード。ベルギー最南端のヴィルトン出身で、エクセルシオール・ヴィルトン、ワースランド・べヴェレンでエースとして活躍後、2015年からスタンダールでプレーしています。しばらくはサブに甘んじていたが、サ・ピント監督に重宝され、現在では1トップを担い、ベルギーカップでは準決勝のクルブ戦でハットトリック、決勝のゲンク戦では決勝点を挙げるなど、今年に入ってから勝負強さが際立っています。

Monacoinを投げる
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?