元代表DFローラン・シマン、現役引退。CFモントリオールのコーチ就任

2021-02-26

2020年シーズンを終了し、トロントFCを退団していた元ベルギー代表DFローラン・シマンは、現役引退を発表し、MLSのCFモントリオールのアシスタントコーチに就任した。

2004年にシャルルロワでプロデビューしたシマンは、クルブ・ブルッヘ、コルトレイクを経て、2010年にスタンダール・リエージュに加入した。主に右サイドバック、センターバックをこなし、チームのムードメーカーとしてクラブ、代表ともに一役を買っていた。ベルギー代表としては、8年間プレーして、わずか20試合と出場機会は少なかったものの、マルク・ヴィルモッツ、ロベルト・マルティネス監督ともに信頼が厚く、2018年のW杯ではサポートメンバーとして帯同した。

スタンダール・リエージュには欠かせない守備の要だったが、2015年1月に自閉症に悩む娘のために、治療施設があるモントリオールへ移籍。MLSではリーグ屈指のセンターバックとして活躍し、欧州を離れても代表に選出され続けた。ベルギーの台頭を支える名脇役だった。

4年ぶりに戻ったCFモントリオールでは、ティエリ・アンリ監督を支えるアシスタントコーチとして指導者キャリアを始める。

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