【2000年以降レジェンド】ズルテ・ワレヘム【Zulte Waregem】
ベルギーリーグが開催していない時期を使って、2000年代以降のレジェンドを取り上げるシリーズ。今回はベルギーリーグを代表する名伯楽フランキー・デュリー率いるズルテ・ワレヘム。元警察官で前身のズルテセSKを含め、クラブに携わって約30年携わってきたデュリーと共に戦ってきた、エッセフェーのレジェンドはトップ5で取り上げる。
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5位 サミー・ボスット(2006-)
まずはチーム最古参のサミー・ボスット。2006年にハレルベルケから加入してから、14年間、エッセフェーのゴールマウスを守り続け、試合出場は400試合以上を記録している。年代別代表にも全く縁がない地味なキャリアを歩んでいたが、2014年に第3GKとしてW杯メンバーに選出され、5月末に行われた国際親善試合ルクセンブルク戦に出場している。なお、その試合はヴィルモッツが枠を超過して選手交代してしまったため、唯一の代表戦は無効試合になっている。
4位 エムバイェ・レイェ(2007-2008、2012-2014、2015-2017)
過去3度、小豆色のユニフォームを着ているセネガル出身のアタッカー、エムバイェ・レイェ。フランスのアマチュアチームからキャリアを始め、2007年にズルテ・ワレヘムへ移籍。1年半で25ゴールを叩き出し、ヘントに引き抜かれるものの2012年に復帰。2012-2013シーズンにはズルテのエースストライカーとして、アンデルレヒトとの優勝争いを演じ、2012-2013シーズンにはアフリカ系選手を対象とするエボニーシューズを獲得した。オイペンでは豊川雄太とも一緒にプレーし、現在はスタンダール・リエージュのアシスタントコーチを務める。
3位 ダヴィ・デ・ファウ(2011-2014、2016-)
38歳ながら、未だに不動の右SBとしてチームを牽引するデ・ファウ。オランダのスパルタやローダJCでプレー後、30歳でズルテ・ワレヘムに加入した。高精度のクロスとデュエルの強さを武器とする、ベルギーリーグでも指折りの実力者で、今もなお衰えを知らない。2014年には下部組織に所属していたクルブ・ブルッヘへ13年ぶりに復帰したが、2016年にズルテに復帰した。30歳を超えてから代表待望論が上がったことも。
2位 ジュニオール・マランダ(2012-2013)
2015年1月10日に交通事故死したジュニオール・マランダ。隣国フランスのリールの下部組織出身で、2012年夏にズルテ・ワレヘムへ移籍すると、若干18歳ながらセンターハーフのポジションを獲得し、無尽蔵のスタミナとボール奪取能力でズルテ・ワレヘムの快進撃を支えた。ポジションチェンジにも適応し、3バックの一角もそつなくこなし、2年目では攻撃面での貢献も目立った。将来ベルギー代表を担うアンカーとして期待は大きく、移籍したヴォルフスブルクでも出場機会は得られていたが、20歳の若さで他界した。現在ズルテ・ワレヘムで付けていた背番号28は使用されていない。
1位 トルガン・アザール(2012-2014)
ズルテ・ワレヘムのクラブ史上、唯一、ゴールデンシューズを獲得したトルガン・アザールが1位。2012年にチェルシーから期限付き移籍でズルテ・ワレヘムに加入すると、初年度から主力を担い34試合5得点の記録を残し、クラブ史上最高順位の2位に導く活躍を見せた。2年目はオーステンデへ去ったフランク・ベリエに代わり、トップ下に定着すると、39試合14得点の活躍で、2013年のゴールデンシューズと2013-2014シーズンのリーグMVPに輝いた。 エデン・アザールの弟として将来有望視されたが、 隣国フランスのランスでプロデビュー後に伸び悩んだところ、ズルテ・ワレヘムでの2年間は、後にボルシアMG、ドルトムントでの活躍、ベルギー代表の定着に繋がっている。
その他
フランク・ベリエ(2008-2010、2012-2013)
40歳以上の見た目ながら、巧みな足技と高精度のパスを武器に、ズルテ・ワレヘムの攻撃陣を牽引していたフランク・ベリエ。フランスの下部リーグからズルテ・ワレヘムへ移籍すると、3年半で20ゴール以上記録した。2012-2013シーズンではリーグMVP級の活躍を見せたが、シーズン終了後に契約問題で揉めて、オーステンデへ移籍している。2018年末で不整脈が見つかり現役引退。
テオ・ボンゴンダ
ズルテ・ワレヘムの下部組織出身のボンゴンダ。2013-2014シーズンにトップチーム昇格後、すぐにレギュラーに定着し、トルガン・アザールが去ったズルテ・ワレヘムの攻撃陣の中心を担った。2015年1月にスペインのセルタへ引き抜かれるものの、2018年1月に出場機会を求めてズルテ・ワレヘムへ復帰。2018-2019シーズンには14得点14アシストを決めて、チームMVPに選ばれた。2019年夏にベルギー代表MFレアンドロ・トロサールの後釜としてヘンクへ移籍している。
ハムディ・ハルバウィ
ズルテ・ワレヘムでの加入1年半で、ベルギーリーグ得点王2度に輝いているチュニジア出身のセンターフォワード、ハムディ・ハルバウィ。2016年夏以降は振るわず、出場機会も満足に得られていなかったが、2018年1月にズルテ・ワレヘムへ移籍すると、17試合19得点の驚異的な得点力で、実働5ヶ月で得点王に輝いた。2018-2019シーズンも25得点で2年連続得点王になった。現在はカタールのアル・アラビに所属している。
その他の選手は、ベルギー代表経験者のDFスティーヴ・コルパールト、MFケヴィン・ルーランズ、長年チームキャプテンとしてチームを牽引してきたDFカレル・ダーネ、MFスタイン・メールト、2015-2016シーズンのリーグアシスト王のMFオヌル・カヤ、現在トリノでプレーするフランス人MFスマイロ・メイテ、オーストラリア代表で活躍したFWジェームズ・トロイージ、ジェノアに所属するデンマーク代表MFルーカス・レラガー、後にプレミアリーグのエヴァートンやハル・シティで活躍したクロアチア人FWニキツァ・イェラヴィッチなども挙げられる。
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