ニコラス・ロンバールツ、現役引退

2020-04-15

ベルギー紙「HLN」によると、現在オーステンデに所属している、元ベルギー代表DFニコラス・ロンバールツが現役引退を明らかにした。

ベルギー代表の常連でもあった左利きのセンターバック、ロンバールツは2004年にヘントでプロデビューし、若干21歳で移籍したゼニト・サンクトペテルブルクではキャプテンマークを付け、10年間プレーした。オランダ語、フランス語、英語、ドイツ語、ロシア語と5ヶ国語を流暢に話し、チームのまとめ役を担った。長年ゼニトに所属していたことから、ベルギーでは「ツァーリ」の愛称で親しまれ、度重なる膝の怪我と向き合いながら、ベルギー代表では39試合3得点の記録を残し、2014年のW杯にも出場を果たした。

2017年にゼニトとの契約が満了後、国内外から数多くのオファーがあったが、家族との生活を優先し、当時マルク・クッケ氏がオーナーを務めていた、オーステンデへ移籍。負傷が絶えず、満足にプレーしたとは言えない3年間で、最終年は左足十字靭帯損傷の影響により、Bチームに降格しており、出場機会はなかった。

現在、深刻な財政難によりクラブ消滅危機に陥ってるオーステンデだが、ロンバールツは今シーズンの年俸100万ユーロを返却している。

ロンバールツ「Bチームに降格したことにより、トップチームとの接触はなくなったが、若い選手たちとの絆を作ることができた。私は毎日若手選手へ経験を伝えた。クラブの規約がなければ、Bチームのグループ全体をレストランに招待して、感謝の声を届けたいと思ったが、今は更に深刻な状況になってしまった。クラブ消滅の危機であり、コロナウイルスによる危機でもある。私の親友の一人がコロナウイルスに感染して入院している。私は給料を返したが、仕事を失う従業員のためになれば」

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