ベルギー紙「Le Soir」の森岡亮太のインタビュー拙訳

2019-11-25

11月20日にベルギーのフランス語メディア「Le Soir」に森岡亮太のインタビューが掲載されていたので、拙訳してみます。雑なところがありますが、突っ込んでくれたら幸いです。

「カロロ」(シャルルロワの愛称)の躍進の功労者である森岡亮太は、1年前にアンデルレヒトからシャルルロワへ移籍したことを喜んでいるようだ。森岡は紛れもなくシャルルロワの司令塔で、現在ではフランス語を少し話すことができる。シントトロイデンに多くの日本人が移籍してくる前からプレーするベルギーリーグの先駆者だ。

—-シーズン中盤に差し掛かっているが、これまでの結果にどう思いますか?

森岡 チームはトップ6にいます。シーズン前から目標としていました。最初の8,10試合くらいはとても難しかったのですが、チームは良くなってきています。自分のパフォーマンス自体は十分ではないが、悪くはありません。

—-今シーズンの目標は?

森岡 リーグではヨーロッパリーグの予選出場を目標としてますね。カップ戦はメヘレン(前回王者)のようなサプライズを起こさないといけません。ビッグクラブは欧州カップ戦の過密スケジュールを強いられ、疲労が蓄積されていますが、僕たちはシーズン序盤よりも、より賢くプレーしなければなりません。

—-シーズン中盤のシントトロイデン戦(0-3)後に何が変わりましたか?

森岡 シントトロイデン、アンデルレヒトとの2試合は、僕たちが望む結果を得られませんでした。今、あらゆる状況の中で、何をするべきか熟知しています。プレッシャーをかけても上手くいかない場合は、コンパクトな戦術に切り替えることができます。シーズン序盤は上手く行かなかった頃は、更に混乱を招いていましたね。

—-あなたは今シーズン6ゴール、1アシスト記録していますが、あなたは自分のプレーに満足していないと言います。なぜですか?

森岡 得点数自体は多かれ少なかれ大丈夫だと思いますが、決定機も逃しています。チームのために僕はチャンスを作れないといけないですね。

—-それでも10回はゴールに関与していますね。

シーズン終わったら誰も気にしないですね。「あなたは良いボールを供給しますが、アシストはない?いや、それは重要じゃないですね(笑)良いボールを供給することは大切ですが、それよりチームメートのために多くのチャンスを作らないといけません。試合後はいつもたくさんのゴールや決定機を作るためにゲームを作っていけたかを常に考えています。アシストだけでは不十分ですね。今はラストパスの質を改善しなければなりません。

—-前回のゲーム(第15節オイペン戦 1-0)では、3-5-2であなたは「8(セントラルハーフ)」に下がるプレーを余儀なくされました。あなたはどこでプレーすることを望みますか?

前の試合はもはや「6(守備的MF)」でしたね(笑)。僕は「8」でプレーしたかったが、あの試合はもはや守備的MFですね。でも、「10(トップ下)」であろうが「6」であろうが、両方のポジションには長所と短所がありますね。
「10」は僕はより多くのチャンスを演出することができますが、なかなかボールを触る機会がありません。逆に「6」ではゲームをコントロールするようにボールをたくさん触りますし、そのポジションも好きですが、自分が守る機会はとても多くなります。両ポジションとも、僕が好きな特徴はありますね。

—-シャルルロワには多くの代表選手がプレーしています。森岡選手も復帰を望みますか?

もちろん。代表復帰したいです。

—-日本代表の森保一監督はあなたに何を要求していますか?

森岡 まだ森保さんとはコンタクト取っていないので、何を求めているのかわかりません。ヴァヒド・ハリルホジッチは私に何を要求しているのか明確でした。今の日本代表は進化していますが、森保さんが僕に何を求めているのかは分かりません。

—-ベルギーリーグは日本人3人でしたが、昨シーズンは11人、今シーズンは10人と多くの日本人選手がプレーしています。

森岡 多くの日本人選手はヨーロッパでプレーしたがっており、オランダかベルギーをヨーロッパの登竜門としています。欧州への移籍は日本のサッカーの進化のためにも良いことだと思います。

—-アンデルレヒトへの移籍が大きかったのでは?

森岡 おそらくそうですね。久保裕也もヘントで素晴らしいプレーを見せたことで、多くの日本人選手もベルギーへの関心を持ったようですね。同時にベルギーのクラブも「日本にはいい選手がいる」ことを知りました。これまでベルギーの誰もがJリーグに注目していませんでした。

—-ベルギーへ移籍する前にポーランドでプレーされてましたが、日本からベルギーへの適合は簡単ですか?

森岡 それは性格によりますね。日本人は良い部分も悪い部分もありますが、何よりも食べ物とコミュニケーションには、両国の間では文化的な違いがあります。抵抗なくヨーロッパの生活様式に適応できる人もいますが、誰もがそうとは限りません。ベルギーは3つの言語があり、多くの人が英語を話すことができます。いつも上手く話せるとは限りませんが、僕たちにとっては重要なことです。ポーランドにいたときは、誰も英語を話せませんでしたし、もちろん僕はポーランド語を話せなかった(笑)ミーティングでは誰かが僕の言うことを通訳してくれましたが、僕は周りの言うことをほとんど理解できなかったです。

—-今はSNSがありますが、時々他の日本人選手と会っていますか?

森岡 時々お互いに会うことがありますね。僕たちや家族が楽にベルギーに順応するために、コミュニケーションを取っています。

—-違う色のユニフォームの選手と話して、言い争いになりませんか?

森岡 いいえ。僕たちはサッカーの話をしていますが、それだけではありません。就労ビザの取得についてはよく話に上がりますが、これは日本人にとっては非常に難しい問題ですね(笑)ポーランドでは到着してすぐにプレーができたが、全ての選手が当てはまるわけではないですね。数年前に2部のクラブへ行った選手がいますが、ビザを取れずに日本へ帰国しました。彼がいたクラブは助けていましたが…。

Ryota Morioka (SC Charleroi): «Kubo et moi avons montré la voie»
https://plus.lesoir.be/261675/article/2019-11-20/ryota-morioka-sc-charleroi-kubo-et-moi-avons-montre-la-voie?_ga=2.139348916.600094444.1574511628-2102853836.1564580828

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