PO1 第5節 スタンダール・リエージュ – ゲンク プレビュー / オチョアの牙城に臨む

2019-04-19

明日に開催されるベルギー・ジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ1(PO1)の第5節、スタンダール・リエージュ-ゲンク。優勝に向けて独走体制に入りたいゲンクに対し、逆転のためには勝利が必須のスタンダールがホームのスクレサンで迎えます。現地時間20:30(日本時間翌3:30)キックオフです。

今季の対戦成績

第12節 スタンダール・リエージュ 1-1 ゲンク

動画が見つからないのでこのままで。

開幕から好調のゲンクは84分に、カウンターからエースストライカーのFWムブワナ・サマッタのゴールで先制するが、後半アディショナルタイムにセットプレーから、DRコンゴ代表DFクリスティアン・ルインダマ(現ガラタサライ)のゴールで同点に追いつき、1-1で試合終了。

第25節 ゲンク 2-0 スタンダール・リエージュ

今年の2月9日に行われた試合。68分に右サイドのメーレのスルーパスに抜け出したFWトロサールがシュート。オチョアが弾いたボールをFWサマッタが押し込みゲンクが先制。87分にはスタンダールのセットプレーからのカウンターで、再びメーレのパスから、裏に抜け出したFWサマッタが2点目のゴールで突き放し、ゲンクが2-0で勝利。

招集メンバー

スタンダール・リエージュ

スタンダールは前節のアンデルレヒト戦(途中中断)の出場メンバーは全員選出。DFには約半年ぶりに、元ベルギー代表DFセバスティアン・ポコニョーリが復帰。ポコニョーリが務めていた左SBは、しばらくキプロス代表DFライフィスが務めていたが、この試合では誰が出場となるか。

ゲンク

前節のスタメン11人、交代メンバーのワウテルス、エンドンガラ、デ・ノーレは全員招集メンバー入り。しかし、ポーランド人MFヤクブ・ピョートロフスキと、デンマーク人FWマルクス・イングヴァルトセンは怪我のため招集外。中盤の登録メンバーが少ないが、おそらく主力は先週と変わらないオーダーになりそう。

今季3回目の師弟対決

スタンダール・リエージュの監督は、ミシェル・プロドーム。現役時代はベルギー代表の守護神として長らく活躍し、当時は世界屈指のGKとして名を馳せた。現役引退後は、スタンダール・リエージュ、ゲント、トゥエンテ(オランダ)、クルブ・ブルッヘなどを指揮を執った。サウジアラビアのアル・シャバブの監督時には、アジアチャンピオンズリーグで柏レイソルとも対戦している。

現ゲンクのフィリップ・クレマン監督は、現役時代はゲンクやクルブ・ブルッヘなどで活躍し、ベルギー代表メンバーとして、1998年W杯、EURO2000にも出場。2011年に現役引退すると、クルブ・ブルッヘのアシスタントコーチとして、6年間務めた。2017年にワースラント・べヴェレンにて本格的に監督業を始め、同年12月にゲンクへ引き抜かれる形で就任した。ワースラント時代には森岡亮太も指導しいる。

プロドーム氏がクルブの指揮を執っていた頃、当時のアシスタントコーチを務めていたのが、現在ゲンクのフィリップ・クレマン氏。共に攻撃的なサッカーを標榜し、現在のベルギーリーグを代表する両名将は、第3回目の戦いに臨む。

曲者ぞろいのスタンダール

上のフォーメーションは、第4節のアンデルレヒト戦のスターティングメンバー。この日は若き守備リーダーのDFジーニョ・ヴァンフースデンが出場停止で、DRコンゴ代表のボカディがスタメン。アンデルレヒトサポーターの暴動により、30分で中断されたものの、22分にルーマニア代表MFラズヴァン・マリンが直接フリーキックを決めたゴールと、30分にPKを決めたムポクがPKを決めて、試合を2-0に広げた。

攻守ともに曲者ぞろいで、過去のW杯やフランス・リーグアン、リーガ・エスパニョーラなどでの活躍で知られる、メキシコの名GKギジェルモ・オチョア、16歳でバルセロナ入りしたクロアチアの早熟の天才、MFアレン・ハリロヴィッチなど、来シーズンからアヤックスでのプレーが決定している、ルーマニアの新鋭MFラズヴァン・マリンなど、国際的に知名度が高い選手も在籍する。

最も警戒するべき選手は、10番を背負う、地元リエージュ出身のキャプテン、MFメフディ・カルセラだろう。昨シーズンは移籍期限ギリギリで3度目のスタンダール復帰を果たし、レギュラーシーズン6位のチームを、PO1で2位まで浮上させた原動力として活躍。当時は望みが薄かったモロッコ代表にも選出され、昨年のW杯にも出場。2018年のゴールデンシューズ(HLN紙主催のベルギーリーグアワード)では2位にノミネートされた。170cmと小柄ながら、パンチのあるシュート力と勝負強さが光るチャンスメーカーである。

伊東純也とマッチアップが予想される、キプロス代表DFコンスタンティノス・ライフィスも警戒するべき選手だろう。本職はセンターバックながら、今シーズンはポコニョーリの負傷もあって、ほとんどが左SBでプレー。当初は守備重視のサイドバックだったが、ここ最近になって、ゴール前にも飛び込んでくる曲者で、今シーズンのリーグ屈指の左SBとも評価されている。

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