第22節 ゲント – アンデルレヒト / 新加入セルロートの決勝点でゲント勝利

2019-01-23

第22節、5位アンデルレヒトと、7位ゲントと、前半戦は期待を裏切ることになってしまった両チームの対戦。アンデルレヒトはフレット・ルッテン新監督の初陣になります。

フォーメーション

ホームのゲントは、クリスタルパレスから新加入のノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート、元ベルギー代表GKトーマス・カミンスキーがスタメン。5得点のCBシグルド・ルーステッドは出場停止で、左CBにはウクライナ代表のイゴール・プラストゥンが起用された。

フレット・ルッテン新監督が率いるアンデルレヒトのフォーメーションは4-3-3。ナントから復帰のカラ・エムボジがスタメン。ヴァンハーゼブルック前監督時には出場機会が少なかったDFオブラドヴィッチ、MFカイェンベがスタメン。3トップは左がアムズ、右がバッカリ、中央にサンティーニが入った。

試合前に黙祷が行われた

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試合前には出産直後に亡くなられた、ヤニック・トゥーレンの娘リアちゃんへの黙祷が捧げられた。

堅守速攻をベースとするアンデルレヒト

ルッテン新監督就任のアンデルレヒトは、立ち上がりは守備から入り、守備時は4-5-1のブロックを作って、ゲントの攻撃に備えた。ヴァンハーゼブルック前監督時では、攻撃を重視し、自らボールを回しながら、相手のディフェンスの穴を伺うサッカーをしていたものの、監督の交代により、大きく方針を変える立ち上がりになった。

対するゲントは、左サイドに入ったドンペの突破から攻撃の糸口を見出そうとした。クリスタルパレスからの新加入のアレクサンダー・セルロートは、本職はCFだが、この試合では右サイドに。基本的にサイドにポジションを取りながら、中に入って、長身を活かしたヘッド、ミドルシュートと積極的にゴールを狙った。

イェス・トールップ監督に代わってからのゲントは、ポゼッションにはこだわらず、シンプルな縦への攻撃を意識。アンデルレヒトもカウンター狙いの戦術を取ったため、序盤からゲームはオープンに展開された。

13分にはアンデルレヒトのカウンターを潰し、逆にカウンターに入ったゲントが、セルロートがミドルシュートを放つものの、アンデルレヒトGKディディヨンがセーブ。17分にもアンデルレヒトCBミリッチからボールを奪ったセルロートが狙うが、これもディディヨンに防がれた。

30分以後は、ゲントも攻め疲れが見え、アンデルレヒトの流れに。30分にアンデルレヒトがカウンターから、バッカリがシュートを放つが、ゲントの新加入GKカミンスキーがセーブ。40分にはセットプレーから、ゴール前の混戦になるが、ゲントの守備陣が跳ね返し、前半はスコアレスで終了。

アムズ痛恨の退場

後半早々、アンデルレヒトはボールロストが目立ったゲルケンスに代わり、森岡亮太が投入。トップ下の位置に入った。

後半はややボールをポゼッションする側に回ったアンデルレヒト。クムスを中心にボールを回し、両サイドの突破力を活かしたサッカーで活路を見出そうとした。

52分、コーナーキックのチャンス。クムスが蹴ったボールはゴール前にこぼれ落ち、ゲント守備陣がクリアをし損ねているところを、バッカリがシュートを放つものの、枠内を捉えることができず。

試合を優位に進めたアンデルレヒトだったが、74分、ボールコントロールミスからボールを失った、アンデルレヒトの左WGフランシス・アムズが、ゲントCBブロンにボールを奪われると、バックチャージでブロンを倒してしまい、アムズは2枚目のイエローカードで退場。アンデルレヒトは1人少なくなった。

新加入のセルロートが決勝点

アムズが退場になった直後の75分、左サイドで展開したゲントが、ゴール前に侵入し、ペナルティエリア左側でボールを受けたヤレムチュクがクロス。フリーで待ち構えていたセルロートが、打点の高いヘッドで押し込み、ゲントが先制。

その後、人数が少なく、運動量も落ちたアンデルレヒトは、テンションが落ちて、先制点を奪ったゲントが試合を優位に進めた。試合終了間際に、敵陣でボールを奪ったゲントがセルロートのシュートで追加点を狙うが、ボールは枠外へ。試合は1-0でゲントが勝利した。

戦術も基準も変わったアンデルレヒト

年明け早々のアンデルレヒトは、堅守速攻をベースとするチームに変貌。相手がファイナルサードでの崩しに難があるゲントが相手だからこそとも考えられるが、今シーズンはしばらくBチームでのプレーになった、オブラドヴィッチが今季初スタメンになり、出場機会が恵まれなかったカイェンベも起用。

後半から出場になった森岡亮太だが、テンションの高い展開からか、さほど見せ場を作ることができず。戦術の変更、選手個々の評価基準の変化など、難しい状況だが、次節のオイペン戦以降に巻き返しを図りたい。

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