第27節 ゲント-メヘレン

勝てばプレーオフ進出が決まる4位ゲントは、前節オイペンに勝利し、最下位を脱出したメヘレンとの対戦。

スターティングメンバー

前節欠場のカリニッチがレギュラーに復帰。ボランチのヴェルストラーテが出場停止、アサレが怪我で欠場のため、左SBがマシャド、ボランチはデヤーゲレが入り、右サイドにはサミュエル・カルが入りました。久保裕也はいつものトップ下で出場。

メヘレンは先週のオイペン戦とほぼ同じメンバー。デニス・ファン・ワイク監督就任以後は、ソリッドなディフェンスラインを敷いて、バンデのポストプレーから高速カウンターを展開するサッカーで、アンデルレヒト戦はアウェーで引き分け、オイペン戦は勝利しています。

ハイライト

 

前半はメヘレンのペース

開始早々の2分、メヘレンがスローインからバンデがワンタッチで裏に叩くと、マッツ・リッツが右サイドを切り抜けてクロスを放つと、今冬にシャルルロワから移籍したきた、フランス人MFクレマン・タンモンが押し込んでメヘレンが先制します。

先制後は自陣に引いて守備を固めるメヘレン。ボールポゼッションは圧倒的にゲントが支配するものの、ほとんどチャンスを作ることが出来ず、「持たされている」形になります。トップ下の久保にボールが入っても、メヘレンのボランチのエル・メサウディとヤクバ・シラの激しいチェックを受けて、前を向くことが出来ず、ボールの奪いどころとして狙われ続けます。

15分、左サイドバックのコボーからの縦パスを受けたバンデがスルーパス。裏に抜け出したタンモンがシュートを放ち、カリニッチが弾くものの、右サイドから猛ダッシュで詰めていたリッツがスライディングシュートで流し込み、メヘレンが追加点を決めます。

追いつきたいゲントだったが、メヘレンのタイトな守備にほとんどチャンスを作れず、逆にカウンターを食らい、3点目も失いかねない展開に。前半は終始攻守のバランスが悪かったゲントは、カウンターの芽を摘んできたヴェルストラーテの出場停止の穴を露呈する展開となりました。これ以上無い完璧な試合運びでメヘレンが2点のリードで前半を折り返します。

3バックにしたゲントが巻き返す

後半、ゲントは良いところが無かったマシャドに代えて、ジョージア代表MFゲオルギ・シャクヴェタゼを投入し、攻撃的なフォーメーションで巻き返しを図ります。

突破力に優れたシャクヴェタゼの左サイドからの突破が当たり、後半はゲントがメヘレンをイップ的に押し込む試合展開になります。修正したいメヘレンだったが、前半と打って変わって運動量が急激に落ちたため、システムを変更したゲントになかなか対応できません。

57分、ダイレクトプレーでメヘレンのインサイドを崩したデヤーゲレが突破。シュートまでは持ち込めず、相手DFにクリアされるものの、右サイドでボールを拾ったカルのクロスから、ニアに走り込んできたアンジェロ・ヤンガが頭で押し込み、ゲントが1点を返します。

更に72分にセットプレーからのこぼれ球を拾った久保が、相手DF3人に囲まれるもののボールをキープ。左サイドに残っていたジゴに渡すと、ジゴのクロスからニアに入ってきたFWロマン・ヤレムチュクが、好守を見せていたメヘレンGKコーセマンスの頭上を抜けるシュートで同点に追いつきます。

メヘレンは再びペースを握ることはなく、ゲントが逆転ムードで試合は進むものの、メヘレンGKコーセマンスを中心とする守備陣から追加点を奪うことが出来ず、2-2で試合は終了。前半はメヘレン、後半はゲントの持ち味が発揮された試合となりました。

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