第25節 アンデルレヒト-メヘレン

ワースラント・べヴェレンから移籍した森岡亮太が、アンデルレヒトデビュー戦になる試合。相手は現在最下位に沈むメヘレンです。

スターティングイレブン

アンデルレヒトは新加入の森岡亮太、19歳のMFネルソン・アゼヴェドがスタメン。UEFAユースリーグで16試合4得点で活躍中の19歳のアゼヴェドはこれがプロデビュー戦になります。CFはコンゴ代表FWシルヴェール・ガンヴラ。中盤のゲルケンス、キプチュ、マッシモ・ブルーノはベンチスタートです。

メヘレンは2試合欠場していた、大黒柱のティム・マタイスが復帰。6試合連続の無得点で、深刻な決定力不足にあえぐアタッカー陣には、CFにブルキナファソ代表で、今夏からアヤックスへの移籍が決定している、ブレイマ・バンデが抜擢されました。

ハイライト

 

レビュー

試合はアンデルレヒトがポゼッションが高く、メヘレンは4-5-1の固いブロックを作り、カウンター狙いの形になります。10分、左CBのオリヴィエ・デシャヒトのロングフィードに、左サイドに抜け出した森岡亮太が、ダイレクトでクロスを入れると、シルヴェール・ガンヴラが古巣相手に先制ゴールを決めます。

しかし、この1点でラインを下がり目になってしまったアンデルレヒト。同点に追いつくしかないメヘレンに対して受け身になってしまい、両サイドから崩されます。15分、シャルルロワから移籍してきた左ウイングのフランス人MFクレマン・タンモンのクロスから、マリ代表MFヤクバ・シラのが落として、ファーサイドのマタイスへ。マタイスが撃ったシュートをセルスが弾くが、こぼれ球をバンデが押し込んで、メヘレンが7試合ぶりのゴールを決めます。更に左サイドから素早く攻めるメヘレンは、左SBエリアス・コボーのクロスを、アンデルレヒトの右CBウロシュ・スパイッチが痛恨のオウンゴール。これでメヘレンが逆転します。

攻守ともにチグハグなアンデルレヒト。ボールは回せど、逆にメヘレンが高い位置からボールを奪い、再三に渡りショートカウンターを狙い、3点目を狙います。若手のアゼヴェド、ミスを連発するスパイッチが起用したアンデルレヒトの右サイドは、ほとんど機能せずに、逆にシャルルロワで実績があるサイドアタッカーのタンモンがシンプルなクロスで、ゴール前を脅かします。あわや3失点の場面を、ベルギー代表GKマッツ・セルスの好セーブにより、前半は辛くも1-2で折り返します。

後半開始時にアンデルレヒトは、アゼヴェド、ロカンガの若手を外し、ベルギーU-21代表MFピーテル・ゲルケンス、ルーマニア代表MFアレクサンドル・キプチュを起用します。

後半も攻守ともにチグハグだったものの、ゲルケンスの飛び出しが有効になり、徐々にメヘレンの守備陣を脅かすようになると、57分にオーバーラップしてきたオリヴィエ・デシャヒトのクロスから、再びガンヴラが頭で押し込んで、アンデルレヒトが同点に追いつきます。

3点目を狙うべく、前半よりも運動量が落ちたメヘレン守備陣に圧力をかけていくアンデルレヒト。80分にガンヴラのポストプレーから裏に抜け出した森岡亮太が、メヘレンDFアーメド・エル・メサウディに後ろから手をかけられてファールをもらい、アンデルレヒトにPK。これをPKを奪った森岡が自ら狙うが、シュートは枠を外してしまい、アンデルレヒトは同点にならず。今シーズン、誰もPKを決めることができません。

すっかり意気消沈したアンデルレヒトは、攻撃の勢いがなくなり、試合は2-2で終了。アンデルレヒトはチームとして良いところがなく、個人技でもぎ取った2点で辛くも引き分けに。逆にメヘレンは、マタイス、タンモンの両サイドからのシンプルな攻撃が有効打になり、2点を奪ったものの、守備の脆さは相変わらず。両者痛み分けになりました。

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